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帰国研修員の活動紹介:バガセス市の零細・小企業カタログ完成発表

2025.07.08

コスタリカを対象とした研修事業は、これまで2500人以上のコスタリカ人が参加しており、帰国後も日本での学びを活かしてより良い活動を模索しています。

そのような帰国研修員の一人である農村開発庁のSidey Cortesさんが、ご自身が働くバガセス市の地元経済活性化のために個人経営・家族経営の企業を中心とした地元企業カタログを作製。2025年6月17日にそのお披露目式が実施され、吉田憲JICAコスタリカ支所長が招待されましたので、その時の様子を以下に紹介いたします。

 6月17日、JICAコスタリカ支所は、バガセス市観光文化企業家目録デジタルカタログのお披露目式に参加しました。このイニシアティブは、地元の才能を可視化し、同市の文化・観光開発を強化し、同地域の企業家に新たな機会を創出することを目的としています。

 このイニシアティブは、コスタリカJICA帰国研修員同窓会(ACEAJA)を支援するためのミニ・プロジェクトを通じて資金提供され、小さな投入で大きな効果を生み出すことを実証することができました。
 イベント中、カタログに載っているペットのトリミングを行っている起業家のアマラアンタ・デル・カルメン・オルドニェス・ハルキンさんが次のような言葉を語ってくれました。

「『センダ・バガセーニャ・カタログ(バガセスの小道カタログの意)』の立ち上げに参加できたことを光栄に思います。このカタログによって、私たちのプロフェッショナリズムを示すことができただけでなく、ペットとその家族の福祉に対する愛情、献身、コミットメントを示すことができました。
このカタログに私たちの会社が掲載されているのを見ると、どんな努力も報われること、そしてバガセスには大きな夢を見る余地があることを思い知らされます。

このプロジェクトは私たちに知名度を与えてくれるし、私たちが成長し続け、好きなことをやり続けるための刺激にもなっています。

地元の才能を信じてくださり、私たちの目標を推進し、ビジネス・コミュニティ全体を強化するこの貴重なスペースを提供してくださることに感謝します。」
Amaranta del Carmen Ordoñez Jarquín.(アマランタ・デル・カルメン・オルドニェス・ハルキン)

 JICA コスタリカ支所は、バガセス市とカニャスの農村開発庁(INDER)地域評議会、特にこのプロジェクトのマネージャーである帰国研修員のシデイ・コルテス氏からの式典への招待と、持続可能な地域開発へのコミットメントに感謝します。

 JICAは、それぞれの地域におけるアイデンティティ、経済、地域社会の協力を促進する取り組みへの支援を再確認するとともに、帰国研修員がACEAJAに参加し、共に活動を続けるよう呼びかけます。

以下に、発表会の日の吉田憲コスタリカ支所長の挨拶文(スペイン語)のリンクを掲いたします。Palabras para la apertura de la Ceremonia en Bagaces-presentación mini proyecto

カタログ作成をリードした帰国研修員のシデイ・コルテスさん。

カタログ発表会当日。向かって左から、アルバロ・ロドリゲス農村開発庁地域事務所長、ゴンサレス・マドリガル バガセス市長、吉田憲JICAコスタリカ支所長。

当日の参加者。女性起業家の活躍が目立つことがうかがえる。

伝統的な踊りを見せてくれた地元女性と吉田憲JICAコスタリカ支所長

挨拶をする吉田憲JICAコスタリカ支所長

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