2025年度在外所長表彰 受賞者紹介 ヘイネル・ムリージョ・チャベス氏
2025.10.07
2025.10.07
2005年に始まった生活改善アプローチ研修の最初の帰国研修員の一人で、自身の所属先である農牧省の枠を超えて、新たな機関をこのアプローチに参加させ、機関を横断してで生活改善アプローチを推進する役割を20年に渡り果たしている。
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所長スピーチ 01002025.9.110110.pdf
氏名:ヘイネル・ムリージョ・チャベス
現在の所属機関及び役職:農業畜産省、農業普及局
JICAとの関係(初めてJICAに関わったのはいつか?を含む)
2005年に「農村開発と生活向上」研修コースを受講し、さらに2006年には、ラ・クルス県ラ・ビルヘン・デ・サンタ・セシリア地域の女性たち(トウモロコシ、米、豆などの主食穀物生産者)を対象とした農業生産の工業化プロジェクト実施のために、JICAから資金援助を受けました。 このプロジェクトは借りた倉庫で始まりましたが、現在では独自のインフラを構築し、設備を刷新し、土地を追加購入し、グループや家族向けの食事提供や観光事業にも進出しています。
彼女たちは今では自力で働き、生産者フェアを訪れ、地域で製品を販売しています。創設者の何人かはすでに亡くなりましたが、新しいメンバー、メンバーの娘たち、そして地域に加わった他の女性たちがいます。私は、人間開発のための「生活向上プロジェクト」の一環として、学生たちと一緒に彼女たちを訪れ続けています。
その経験はどうでしたか?
20年経った今でも、私は個人的に生活の向上を実践し、生活の向上に関する組織、プロジェクト、政策に携わっています。この数年間で多くの取り組みが行われ、農業省、農業セクターの機関、保健省、そして現在は国立大学との協力により、この取り組みから多くの成果が得られたと思います。
JICAについてのご印象とご意見をお聞かせください。JICAは、発展途上国に対して非常に強い関心を寄せている機関であり、特にコスタリカに対して、人的資源の育成プログラムやプロジェクトを通じて支援を続けている数少ない機関のひとつであるという印象を持っています。JICAは、開発と参加国への支援について、より包括的なビジョンを持っていると思います。
JICAには、研修の機会を与えてくださったこと、そして農村コミュニティや組織が、その生活、組織、コミュニティを包括的かつ成功裏に改善するための取り組みを支援してくださったことに感謝しています。
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