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第三国研修の実施機関CONAPDISによるペルー訪問

2026.04.15

第三国研修の実施機関CONAPDISによるペルー訪問

コスタリカの障害者国家審議会(以下、CONAPDIS)は、コスタリカ第三国研修「障害者のエンパワーメントと自立生活への国家支援の改善」の帰国研修員への技術的フォローアップ指導を目的としてペルーを訪問し、ペルーの障害者支援分野関係者と面談を行いました。

コスタリカは1973年に障害者に対する人権を法律として制定しました。2008年以降、JICAは障害者のエンパワーメントを通じて、市民としての権利擁護と社会参加の促進を支援すべく、プロジェクトを実行してきました。一方、ラテンアメリカ諸国の状況を見ると、障害者による自立生活運動は力をつけているものの、国家的・法的支援が少ないという障壁があります。そこで、コスタリカの経験や実践は、法律制定による最先端の障害者政策、 国際協力の支援による障害者のエンパワーメントを通した市民社会の積極的参加など、ラテンアメリカ諸国に適用されるべきロールモデルとなっています。

コスタリカ第三国研修では、障害者分野における知識の供給と同時に、地域的なネットワーク形成機会の提供を目的とし、ラテンアメリカ地域内の他国の研修生を招いた研修コースの実施をしています。その一環として、実施機関であるCONAPDISの研修講師が参加国1ヵ国に出張し、現地での指導も実施しています。

今回の面談には、ペルー障害者国家統合委員会(以下、CONADIS)・JICAペルー事務所・第三国研修及び本邦課題別研修に参加した4名のペルー帰国研修員が参加しました。面談の前半では、コスタリカにおける障害者分野の取り組み、これまでの協力内容における成果、3月初旬に実施予定の第三国研修最終セミナーについて、CONAPDISが紹介しました。後半には、4名のペルー帰国研修員から研修中に作成したAction Planの進捗や現在の活動状況について共有がなされました。

また、ペルーの首都リマでの自立生活支援センターへの視察ペルー南部アレキパでの視察なども行いました。さらに、面談の前日には、CONAPDIS及びCONADIS双方の間で、両国の障害者の自立生活支援の促進に向けた協力枠組み協定が結ばれました。

JICAの活動がきっかけとなり両国の協定が結ばれたことは、JICAのビジョンである「信頼で世界をつなぐ」ことを体現した活動であり、当国で実施されている第三国研修が確実に成果(アウトカム)を出している証左だと言えます。CONAPDISの皆さん、ありがとうございます。

中央がペルーCONADIS理事長、左から4人目がコスタリカCONAPDIS理事長(写真はCONADIS撮影)

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