地域警察強化プロジェクト:初回合同調整委員会(JCC)開催
2024.07.16
2024.07.16
2024年7月4日、内務・治安省(アビジャン)において、「地域警察強化プロジェクト」の第1回合同調整委員会(JCC:Joint Coordination Committee)が開催されました。議長(代理)はドッソ国家警察総局副総局長が務め、JICAコートジボワール事務所次長、UNDP副代表、日本大使館代表等、計14名が参加しました。
会議の冒頭で、プロジェクト概要、現在の進捗状況、今後の活動予定の説明があった後、プロジェクトチームからPDM(Project Design Matrix)とPO(Plan of Operation)の更新が提案され、承認されました。
また国家警察総局から、ヤムスクロ地方警察とガニョア地方警察の管轄区域をパイロット地区とする提案があり、承認されました。同管轄区域では、2020年10月の大統領選挙の際に、異なる政党の支持者による暴力的なデモ、デモ参加者と治安部隊の間での衝突等が発生したことから、地域警察の取り組みを広げ、こうした衝突を未然に防ぐことができるようになることが期待されています。
最後に、6月に日本で実施された「地域警察セミナー」の参加者から、研修についての報告がありました。参加者を代表し、イェオ・アビジャン地方警察本部長から、日本式の地域警察の実践に多くを学んだこと、こうした研修を継続して実施してほしいこと、交番のような制度をコートジボワールの事情に合わせた形で導入したいことなどが伝えられました。
第2回JCC開催までに、ベースライン調査、地域警察にかかる政策・法令文書・マニュアルの策定、ジェンダー分析などの活動が実施される予定です。
イェオ・アビジャン地方警察本部長による発表
会議の様子
集合写真
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