2025年6月23日、「ジブチ市三次レベル病院における医療機材整備計画」に基づく医療機材の引き渡し式典が行われました。このプロジェクトでは、ジブチ市内の4つの第三次レベル病院―ペルティエ大学病院、バルバラ大学病院、ダル・エル・ハナン大学病院、シャキブ・サード・オマール大学病院―に医療機器が供与されています。

式典には、原圭一駐ジブチ日本国大使、アフメド・ロブレ・アブディレ保健大臣、井上琴比 JICAジブチ事務所長、保健省・病院関係者などが出席しました。

このプロジェクトは、救急医療、産科医療、診断分野を中心に三次レベル病院※の医療サービスを強化し、ジブチ国民の医療アクセス向上に貢献することを目的としています。今回供与された機材により、三次医療機関の技術・医療能力が向上し、より質の高い医療を確実に受けられる環境づくりを目指しています。

さらに、本プロジェクトでは約3年間にわたり、医療機器の保守や持続可能な維持管理にかかる対象医療機関の能力を強化するための技術支援も実施していきます。

※三次レベル病院：首都ジブチ市にある国内で最も高度な医療を提供する施設で、複雑な手術や集中治療など専門的な診療をおこなっています。