5S‐KAIZEN活動に取り組む保健医療施設にて経験共有会を開催しました

12月13日5S‐KAIZEN¹活動を視察するため保健省、Yekatit12病院、St.Peter’s病院、KEC²の担当者がAlert病院(アディスアベバ市)を訪問しました。JICAは保健省、KECと協力し、上記3病院に対し5S-KAIZENを通じた病院運営改善を支援しています。

Alert病院代表者は歓迎のメッセージとともに、同病院が5S‐KAIZENを導入してから、職場環境が改善され、スタッフのモチベーションが高まり、資源が効率的に活用されるようになったと述べました。担当者より進捗報告を行い、教訓を共有するとともに、参加者は3つのパイロットエリアを視察しました。参加者は病院の優れたパフォーマンスについて感銘を受けるとともに、視察を通じた学びを今後の活動に活かしていきたいと話しました。

Materials (5S-KAIZEN-TQM) ｜ What We Do - JICA

【Health】What is KAIZEN? Improving Quality of Healthcare(Full ver.)
https://youtu.be/PpoOFn6JU4o?si=iUCLPEZdDf1pNUJV

#JICA #Ethiopia #health #UHC #保健 ＃エチオピア

¹5Sとは、「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」の各ステップの頭文字をとって名付けられた標語です。5Sによって醸成された職員のポジティブなマインドセットを土台として、KAIZENを実施します。KAIZENは、職員が認識する問題を、現場主導で少しずつ継続的に改善していくプロセスで、KAIZEN活動の実施を通して医療の質や安全性、生産性の向上に取り組みます。KAIZEN活動においては問題の定量的な把握や可視化に努め、部門を超えた活動を奨励することで、業務プロセスにおけるムリ・ムラ・ムダの低減を図ります。そして、最終的にはTQM、つまりKAIZENが継続的かつ自発的に実施され、組織が効果的かつ効率的に運営され、その機能が全体として最適化する状態を目指します。これらの取り組みにより、保健医療サービスの質強化を図るとともに、保健システム全体の強化を目指します。