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2024年度 JICA SATREPSプログラム: インドネシア緊急地震速報・対応システムの開発

2025.02.17

2025年2月17日、ジャカルタの国家研究イノベーション庁(以下、BRIN)にて、地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(以下、SATREPS)である「インドネシア緊急地震速報・対応システムの開発(以下、本事業)」への署名式が執り行われました。

SATREPSは、科学技術振興機構(以下、JST)と国際協力機構(以下、JICA)による共同基金によって行われる研究プログラムです。本事業は、京都大学・防災研究所を始めとする9つの日本機関とBRINを始めとする16のインドネシア機関によって実施されます。

本事業の目的は、インドネシアにおいて緊急地震速報システムを開発することです。本システムによって、プロジェクト対象エリアでの地震に対し、人や経済への被害を最小限に抑えることができるようになります。本事業は、5年間、ジャカルタ州、バンテン州、及び、西ジャワ州をモデルエリアとして実施されます。

本事業のインドネシア側のプロジェクトリーダーであるアンディ博士は次の様に述べています。BRINは、2023年から本事業の準備を開始し、2024年にSATREPS事業として採択されました。我々、科学者による不断の努力により、システムの開発から普及、そして社会へインパクトを起こし、科学と政策の融合を促すことを目的としています。

BRINの地球科学・海洋研究センター長であるオキ教授は次の様に述べています。SATREPSを通じたJICAのBRINへの協力に心から感謝申し上げます。外部からの協力はBRINの主要業績評価指標の一助になります。本SATREPSを通じ、新しい研究とその成果を発信できることを嬉しく思います。

JICAインドネシア事務所の竹田幸子所長は次の様に述べています。日本では地震が起きた数秒後に携帯やテレビで緊急地震速報が流れます。これにより緊急避難が可能になります。JICAはインドネシア共和国通信情報省(以下、KOMINFO)及び、気象・気候・地球物理庁(以下、BMKG)と共同で災害防止情報システム(以下、DPIS)を立ち上げています。この成果を本事業に繋げていくことを期待しています。
BMKGのアリスカ氏、日本側の研究チームであるミザン博士、バンドン工科大学のアデ博士も本署名式に参列しており、本事業採択への謝辞を述べております。

更なる詳細につきましては、以下の担当者までお問合せください。
Mr. Soichiro Machida / Machida.Soichiro@jica.go.jp
Ms. Hastin C Diantari / hastinchandra-diantari@jica.go.jp

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