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クリーンアンモニアバリューチェーンの構築の推進に関するインドネシア国営肥料公社(Pupuk)との覚書締結

国際協力機構(JICA)は、10月15日(水)に国営肥料公社PT Pupuk Indonesia (Persero)(以下「Pupuk」)とクリーンアンモニアバリューチェーンの構築の推進における協力の可能性を探るための覚書(Memorandum of Cooperation)を締結しました(署名者:Pupuk ジャムサトン ナババン取締役及びJICA 竹田幸子インドネシア事務所長)。

インドネシア政府は、温室効果ガス排出量の削減と再生可能エネルギーの供給力強化に取り組んでおり、エネルギートランジションの重要な岐路に立っています。同国が経済成長を続ける中、サステナブルで効率的なエネルギーソリューションの必要性がますます高まっており、その中でエネルギーキャリアとしての水素やアンモニアが重要な役割を果たすとされています。
Pupukは、自社の脱炭素化を進めるとともに、将来的なクリーンアンモニアの製造拡大・輸出を視野に、日本企業との間でクリーンアンモニア事業にかかる協力を進めています。
PupukとJICAは、クリーンアンモニアに関する製造・貯蔵・輸送・利活用におけるバリューチェーンの構築にかかる協力を促進することにより、これらのニーズに対応することを目指します。

本覚書署名を通じ、両機関は次の協力を進めていきます;
1. 定期的な意見交換などを通じてクリーンアンモニアの促進に関する継続的な対話を重ね更なる日尼連携を図っていくこと。
2. JICAが2024年11月から実施している水素・アンモニアのサプライチェーンに関する協力等ついて引き続き協力すること。
3. 日尼双方のステークホルダーによる新たな協力を検討し、実施していくこと。

本覚書については、10月17日(金)にマレーシアで開催された第3回アジア・ゼロエミッション共同体(AZEC)閣僚会合に向けた協力案件の一つとしても位置付けられています。
https://www.meti.go.jp/press/2025/10/20251017001/20251017001.html

エネルギートランジションにおいて不可欠な役割を果たすこの協力関係を通じて、PupukとJICAは、2060年までにネットゼロを達成するというインドネシアの目標に貢献します。このパートナーシップは、多くの共同イニシアティブへの道を開き、再生可能エネルギーへの移行を推進し、エネルギープロジェクトの全体的な効率を高めることが期待されています。

JICA 竹田幸子インドネシア事務所長

Pupuk ジャムサトン ナババン取締役

本件に関する問合わせ先
JICAインドネシア事務所担当 岩崎
TEL: (62-21) 5795-2112 (ex.604)
E-mail:in_oso_rep@jica.go.jp and 1rtd1@jica.go.jp

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