職種:コミュニティ開発
氏名:古家 翔(ふるや かける)
隊次(派遣期間):2024年度2次隊(2025年1月~2027年11月まで)
配属先名(任地):オイスカ ラバウル エコテクセンター(ココポ)
こんにちは!JICA海外協力隊としてパプアニューギニアに派遣されている古家翔と申します!福岡県にある古賀市という海、山、川に囲まれた自然豊かな土地で育ちました。大学4年生のときにJICA海外協力隊に応募し、現在はラバウルにある日本のNGOオイスカのラバウル・エコテクセンターに派遣されています。任地では料理や衛生管理の指導、日本語授業のサポートをはじめ、農業や魚の養殖、林業など配属先の幅広い活動をサポートしています。
JICA海外協力隊に応募したきっかけは、大学のゼミの教授からの「JICA、受けてみたらどうだ」という一言でした。当時、4年生に進級したばかりの私は、周りの友達が就活活動に励む中、特に就きたい職業もなく、足りない単位を取りに、学校に通う毎日でした。そんなある日、進路面談で教授に勧められたのがJICAでした。当時の私は「実家の農家を手伝いながらゆっくりと自分の将来を考えるか~」といった事を漠然と考えるだけで、卒業後にボランティア活動をするという発想が全くなかったので衝撃を受けました。お恥ずかしい話ですが、教授に勧められるまでJICAについて全く知らなかったため、どういう団体なのか、どういった活動をしているのかを調べた後、飛びつくように応募し、現在に至ります。
驚かずに聞いてほしいのですが、私の任地では、日常的に日本語が通じます。理由として、配属先のスタッフの中には、過去に日本のオイスカで毎年開かれている研修プログラムに参加したことがあるからです。そのため、日常会話程度なら日本語で不自由なくコミュニケーションが取れます。このような周りの人々に恵まれた環境に身を置き活動できること、比較的安全な地域で活動できていることへの感謝を忘れずに、与えられた自分の役割を全うしていきます。
「クッキングレッスンの準備中。80名を対象に、スタッフとメニューを相談」
レッスンは研修生・スタッフ計80名を対象に実施。1度に全員は難しいため、4グループに分けて実施中。私が考案した23種類のレシピから、現地のニーズやコストを考慮して「からあげ」「チャーハン」「あんかけ丼」が選ばれました。
「調理レッスン。手洗いからスタート!」
調理レッスンの様子。最初に石鹸での手洗いの大切さを伝えてから調理を開始。驚いたのは、生徒の半数が卵の割り方を知らなかったことや、包丁の持ち方にも慣れていなかったことでした。
「人生初の授業!日本の文化や教育制度を紹介」
プロジェクターを使って、初めて生徒に向けた授業を行いました。テーマは日本の教育制度や文化、農業について。90分間の授業は後半になると眠くなる生徒もちらほら。教師の大変さと“伝える難しさ”を実感しました。
●JICA海外協力隊の世界日記
パプアニューギニア(PNG)は800もの言語・部族が共存するなど色彩豊かな文化が息づく国です。地球最後の楽園と称されるPNGから、JICA海外協力隊の活動や生活に関する生の声をお届けします。
2025.05.30 80人に届ける味と想い──PNGで挑んだ調理実習と日本文化紹介
2025.05.27 ~釜戸づくり~ オイスカラバウルエコテクセンター
2025.03.27 パプアニューギニア・農業分科会(3日目)
2025.03.21 PNG農業分科会 ~OISCA研修2日目~
2025.03.18 PNG農業分科会 OISCA 研修初日ざっくり紹介
2024.12.24 7名の熱い情熱を持った隊員がパプアニューギニアに到着。新たな絆と挑戦の幕開け
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