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リンパ系フィラリア対策におけるエーザイ株式会社との連携

#3 すべての人に健康と福祉を
SDGs

2024.04.17

JICAフィラリア対策プロジェクトチームは、エーザイ株式会社とのオンライン会議を実施しました。エーザイ社は集団投薬で用いる駆虫薬の1つであるジエチルカルバマジン(DEC)錠を2013 年以来世界各国に無償提供をおこなっており、リンパ系フィラリア症制圧へ多大なる貢献をしています。

エーザイ社サステナビリティ部(会議実施時) の飛弾様からは、パプアニューギニアのみならず世界の医薬品の供給管理における課題について言及された他、パプアニューギニアにおけるリンパ系フィラリア症制圧へJICAとの協働の効果とその取り組みに対して感謝の意が述べられました。 JICAからは、集団投薬に関する現地活動の進捗と共に、現場で使用している駆虫薬が日本の製薬会社によって提供されていることや、集団投薬で用いるもう一つの駆虫薬であるイベルメクチンの開発に日本人の貢献があったことなどを現地の方々に共有している状況を伝えました。

※イベルメクチンの開発は、日本人化学者の大村智博士が静岡県のゴルフ場の土壌で見つけた新種の菌を製薬会社と共同研究を行い、研究の成果がイベルメクチンの開発に至りました。「イベルメクチン」の成分を見つけだした業績を認められ、2015年にノーベル生理学・医学賞を受賞しました。

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配布する駆虫薬を準備する様子

駆虫薬を配布する様子

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