寄附金を活用したウクライナ避難民に対するジョブマッチング・イベントを実施
2024.09.20
2024.09.20
2024年9月6日、JICAは、ウクライナ避難民と日本企業とのジョブマッチング・イベントを実施しました。
2022年2月のロシアによるウクライナ侵略を受け、約800万人以上のウクライナの方々が国外に避難しています。現在は日本国内におよそ2,000人が避難しているほか、侵略の前後に日本へ留学していたウクライナ人留学生の多くも帰国困難者として日本での滞在を余儀なくされています。これらのウクライナ避難民に対して、日本政府や各種団体等が広範な支援を実施していますが、戦争の長期化に伴って求められる必要な支援も多様化しているほか、関係団体からの各種支援も減少傾向にあると言われています。今後は特に、長期的な視点に立った自立支援が重要となってきています。JICAは、これらの課題解決に貢献すべく本イベントを実施いたしました。
今回のジョブマッチング・イベントでは、ウクライナに関心を寄せる企業13社と、日本国内に滞在するウクライナ避難民およそ60名が集まりました。イベントは、各社との自由な対話を重視した内容となっており、参加者は事前に確認した企業情報を基に関心のある企業との積極的な交流を図りました。参加者からは、「このタイミングで、就業を見越したイベントを活用して自分のキャリア形成の第一歩を歩みたい」と力強いコメントがあったほか、参加企業からも「今後の事業促進にあたり、今回の候補者に戦力になってもらいたい」といった声が寄せられました。
(写真1)冒頭のセミナーの様子
(写真2)企業との意見交換の様子
なお、本事業は以下の企業等からの寄附金を活用して実施しています。
(了)
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