新隊員が活動を始動しました!

2023.09.11

2023年7月19日にザンビアに到着した2023年度1次隊の新隊員7名が各任地の配属先で活動を開始しました。

中村光多(2023年度1次隊)配属先:カシシ農業研修センター
             職種:野菜栽培

ザンビアの印象

ザンビアに来てからまだ2ケ月もたっていませんがザンビアに来る前と大きく印象が変化しました。来るまではアフリカなので暑くて物価が安いという印象を持っていました。しかし乾季は湿度が低いためか実際の温度よりも過ごしやすく感じます。さらに現在住んでいる家は北側(南半球のため)に窓がなく日光があまり家の中に入らない構造になっているようで室内は涼しく、快適に生活ができています。物価は現地で生産されたものは安く感じますが、海外製の物や質の高い物を買おうとすると日本と同じかそれ以上の値段の物が多いです。人柄は明るく冗談が好きな人が多い印象です。最初は何を言っているのか分かりませんでしたがだんだん意味が理解できるようになり笑えるようになってきました。自分も冗談を言えるよう言語学習を頑張りたいと思います。

写真1 現地の通貨1クワチャは現在約7円

写真1 現地の通貨1クワチャは現在約7円

応募動機

地元の北海道帯広市にもJICAの施設があり、自家の農場にも時々途上国の方が視察に来ていたため、子供のころからJICAに対して興味がありました。大学を卒業後自家の農場に就農し、3年間農家として働きましたがその間にコロナの流行、ウクライナでの戦争や農業資材の高騰など日本農業を取り巻く環境が大きく変化しました。今後も経営コストの増加が予想される中、徐々に途上国ではお金がない中どのように農業を行っているのだろうかと興味を持つようになりました。そしてJICA海外協力隊の募集要項を調べていると今までの経験を活かしつつ地元の農業にも役立ちそうな経験ができる面白い要請内容を見つけたのでおもいきって応募しました。

写真2 研修用の圃場

写真2 研修用の圃場

要請内容と抱負

配属先のカシシ農業研修センターでは200haの農地と灌漑設備を利用し酪農、畑作、園芸を行っており、その他に農家や学生を対象に有機農業の研修や指導も行っています。私は作物生産チームに所属し施設内にある温室の有効活用、種子の生産、小規模農家を対象に有機栽培の指導等を行います。ここまでの活動で現地の農家が採種しやすい葉物野菜を多く栽培しており、根菜や果菜類の種を求めていることを知りました。種子生産の経験はほとんどありませんでしたが特に必要とされている事なので小規模農家のために挑戦してみたいです。

写真3 小規模農家の潅水パイプを移動させる作業風景

写真3 小規模農家の潅水パイプを移動させる作業風景

\SNSでシェア!/

  • X (Twitter)
  • linkedIn
一覧ページへ