ウクライナ避難民に係る緊急人道支援・保健医療分野協力ニーズ調査団(第三次調査団)のモルドバへの派遣について

2022年5月16日

国際協力機構(JICA)は、ウクライナ避難民及び周辺国支援のため、緊急人道支援・保健医療分野協力ニーズ調査団(第三次調査団)をウクライナの隣国モルドバに派遣することを決定しました。医療関係者及びJICA職員など4名で構成する調査団のうち2名が5月16日に日本を出発し、モルドバに入国します。

JICAは3月から4月にかけて、モルドバに二次にわたり調査団を派遣し、保健医療分野協力・緊急人道支援のニーズ調査をするとともに、モルドバ保健省及び世界保健機構(WHO)によって設置されたEMTCC(Emergency Medical Team Coordination Cell:緊急医療チーム調整所)にて緊急医療支援の調整や医療データ管理等に貢献しました。

その後、EMTCC は WHO により運営されていましたが、今般、WHOからの要請を受け、第三次調査団では、WHOと連携した緊急医療支援の調整や医療情報管理に係る活動を引き続き行うとともに、モルドバにおける災害医療体制強化のニーズ調査を行う予定です。

JICAは引き続き避難民を受け入れているモルドバを含むウクライナ周辺国に対し、国際機関などのパートナーとともに、最大限の協力を行っていきます。