ウクライナ向け無償資金協力贈与契約の締結:緊急の復旧ニーズに対応する幅広い分野の資機材を供与(緊急復旧計画フェーズ2)

#7 エネルギーをみんなに。
そしてクリーンに
SDGs
#11 住み続けられるまちづくりを
SDGs
#16 平和と公正をすべての人に
SDGs

2023.04.14

国際協力機構(JICA)は、4月14日、ウクライナ政府との間で「緊急復旧計画(フェーズ2)」を対象として530億7,200万円を限度とする無償資金協力の贈与契約(Grant Agreement: G/A)を締結しました。

JICAは、2023年3月にG/Aを締結した無償資金協力「緊急復旧計画」(224億4,000万円)等を通じ、長期化するロシア軍の侵略により厳しい生活を強いられるウクライナの人々に寄り添った支援を実施してきました。

本事業は、昨年10月以降特に大きな損害を受けた電力・エネルギー関連設備を中心に、増え続ける同国の緊急復旧ニーズに対応するため、追加支援を実施するものです。計10分野(地雷・不発弾対策、瓦礫・災害廃棄物処理、運輸交通、電力・エネルギー、水供給、保健医療、教育、農業、公共放送、自治体公共設備)の緊急復旧に必要な資機材等を調達することにより、(1)復旧・復興の前提となる地雷・不発弾対策、瓦礫処理、(2)エネルギー・水等の基礎インフラ整備を含む生活再建、(3)基幹産業である農業の生産能力の回復及び、(4)民主主義・ガバナンス強化、を図ります。

SDGsゴール7(エネルギーをみんなにそしてクリーンに)、ゴール11(住み続けられるまちづくりを)、ゴール16(平和と公正をすべての人に)などに貢献します。 

署名式

署名式

案件の詳細は以下のとおりです。

案件基礎情報

国名 ウクライナ
案件名 緊急復旧計画(フェーズ2)(The Programme for Emergency Recovery Phase 2)
実施予定期間 24ヵ月(入札期間含む)(治安情勢により変動の可能性有)
実施機関 地方・国土・インフラ発展省、エネルギー省、非常事態庁、教育・科学省、保健省、農業政策・食料省、公共放送局、地方自治体等
対象地域・施設 全土
具体的事業内容(予定) ① 機材調達
【機材】地雷・爆発物探知・処理機材、瓦礫・災害廃棄物処理用機材、運輸・交通インフラ復旧用資機材、電力・エネルギー設備及び関連設備復旧用資機材、水供給関連資機材、医療関連機材、教育関連機材、農業関連資機材、放送関連機材、及び前述の資機材の関連装備品等
※流動的な情勢を踏まえ、施設・機材等の内容は先方のニーズに応じて変更の可能性あり。
② コンサルティング・サービス
なし

\SNSでシェア!/

  • X (Twitter)
  • linkedIn
一覧ページへ