インドネシア ヌサンタラ新首都庁との協力覚書を締結

#11 住み続けられるまちづくりを
SDGs

2023.05.24

国際協力機構(JICA)は、5月21日、広島市で開催されたG7サミットの機会を捉え、インドネシア共和国(以下「インドネシア」)のヌサンタラ新首都庁(Nusantara National Capital Authority、以下「新首都庁」)との間で、新首都開発への協力に関する覚書を締結しました。

インドネシアの首都移転構想は、ジャカルタの慢性的な交通渋滞、地盤沈下や頻発する洪水といった問題への対応、及び東部インドネシア開発によるインドネシア全土の均衡した発展への貢献も念頭に、首都をカリマンタン島に移転する計画であり、2022年1月に新首都法案が成立、同年3月に新首都庁が設立されています。

山田副理事長(左)とバンバン長官(右)

山田副理事長(左)とバンバン長官(右)

また、同覚書締結の機会に、山田順一JICA副理事長は、同21日、バンバン・スサントノ新首都庁長官と広島市内で会談しました。

同会談では、山田副理事長より、インドネシアの新首都開発に関するJICAのこれまでの取り組みとして、新首都においてインドネシア政府が実施する基礎インフラ整備の施工品質向上に向けた支援や、本邦企業の新首都への投資検討を促すための情報提供等を紹介し、今後の協力について意見を交わしました。

JICAは、今次覚書の締結を通じて、新首都庁との協力関係を一層強化するとともに、インドネシアとの連携を一層深めながら、インドネシアの開発課題の解決に向けて引き続き取り組んでいきます。

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