中米・カリブ地域With/Post COVID-19社会における開発協力の在り方に係る情報収集・確認調査

世界中で大きな被害をもたらしている新型コロナウイルス感染症(以下「COVID-19」)は中米・カリブ地域でも例外ではありません。2022年4月現在、同地域では域内23か国全人口の5%にあたる1,000万人以上の陽性者と40万人近くの死者が報告されています(参照:Latin America and the Caribbean:the latest coronavirus counts, charts and maps (reuters.com))(注)。このような状況において、JICAは「中米・カリブ地域With/Post COVID-19社会における開発協力の在り方に係る情報収集・確認調査(以下「COVID調査」)」を実施し、同地域内23か国の感染状況及び13セクターの影響分析を通して、With/Post COVID-19社会におけるJICA協力についてレポートを作成しました。

また上述した情報分析と並行し、以下8件のパイロット事業を立ち上げました。

パイロット事業リスト

No. 対象国 対象セクター プロジェクト名
1 ドミニカ共和国 保健医療 モバイル技術を活用した脳卒中遠隔医療実証(遠隔医療)
2 ニカラグア 防災 EWBS受信環境拡大のための技術協力パイロット事業(EWBS)
3 グアテマラ 防災 SaaSによる地盤変動モニタリングサービスの導入(衛星画像解析)
4 セントルシア 観光、農業 一村一品(OVOP)運動の紹介と定着(OVOP)
5 ジャマイカ 観光、防災 観光セクターにおける災害レジリエンスの強化(観光レジリエンス)
6 広域 教育 広域Webinar「インクルーシブ教育におけるDAISY/EPUB注2教科書・教材の活用」(DAISYセミナー)
7 パナマ 民間セクター開発 オープンイノベーションに向けた日パナマ合同セミナーの開催(イノベーションセミナー)
8 グアテマラ 治安、民間セクター開発 治安分野におけるICTソリューションの導入検討(治安ICT)

全てのパイロット事業においてICT・DX技術を活用した革新的な取り組みに挑戦し、今後の開発協力の可能性について各国の政府機関と協議を継続しています。詳細な情報については、下記のCOVID調査ファイナル・レポートの17章をご一読ください。

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