中高生向けオンライン国際協力体験プログラム「初めて出会う国際協力」、開催しました!

2020年9月2日

①Zoom参加者の皆さんと一緒に10年後までに達成したいSDGsの目標を書いて写真を撮りました!

国際協力に興味を持つ中学生・高校生を対象に、参加型のオンラインイベントとして8月23日に『中学・高校生国際協力体験プログラム』を実施しました。
ZOOMとYouTubeでの同時配信を行い、北海道各地約60名の方にご参加・ご視聴をいただきました。

<プログラム>
第一部(15:00~16:00)
・アイスブレイク 「チャットで答えよう!」
・【聴く】グローバル社会とSDGs~そしてJICA北海道のお仕事~
・【話す】青年海外協力隊クロストーク
第二部(16:00~17:00)
・アイスブレイク 「参加者アンケート」
・【体験する】ほっかいどう地球ひろばライブツアー
 地球案内人と一緒に、私たちと世界のつながりを考えよう!
・参加者発表「私たちが目指す2030年」

SDGsソング弾き語りや青年海外協力隊経験者の体験談を聴く!

②実際に青年海外協力隊として派遣されていた二人の面白い話が盛りだくさんでした!

第一部は『JICA事業(国際協力・SDGs)や青年海外協力隊について知る』ことを目的にプログラムが進みます。
最初はアイスブレイク「チャットで答えよう」を実施。ZOOMのチャット練習もかねて、自分の着ている服がどこの国で作られているのか改めて実感する時間となりました。
続いて、【聴く】のセッションではグローバル社会とSDGs -そしてJICA北海道のお仕事-についてJICA北海道 野吾職員からお話ししました。
「日本で食べられるジンギスカンの肉やエビはどこの国から来ているのか」という話から日本が開発途上国へ国際協力を行う理由へと結びつけ、お互いに支えあう『相互依存』の関係であることを認識しました。さらに、SDGs(持続可能な開発目標)や、JICAの国際協力の方法をお伝えしました。
最後は、SDGsソング「もっと輝く未来のために」で元気に締めくくりました。

【話す】のセッションでは青年海外協力隊の経験がある、ほっかいどう地球ひろば地球案内人の田中肇さん・工藤成美さんを招き、JICA北海道 吉村研修員(教員長期社会体験研修員/石狩市立花川中学校)の進行で「青年海外協力隊クロストーク」を行いました。
田中案内人は中央アジアのウズベキスタンで観光に関わる活動を、工藤案内人は大洋州キリバスで環境教育の活動を行っていました。
現地の生活や活動、青年海外協力隊としての生の声を楽しく聞かせてくれました。
※トークの様子は是非後日アップするYouTube動画でご覧ください。

ほっかいどう地球ひろばライブツアーとSDGs

③ほっかいどう地球ひろばライブツアーを行いました!大学生インターンの二人もジュニア案内人として活躍!

第二部は会場を変え、ほっかいどう地球ひろばのライブツアーを行いました。
「青年海外協力隊クロストーク」で登壇した田中案内人・工藤案内人に加え、北海学園大学からインターンシップに来ていた岩永ジュニア案内人・服部ジュニア案内人4名での地球案内となりました。
ほっかいどう地球ひろばで現在展示中の「ごみと地球の未来展」からは、とくにプラスチックごみの問題を、またSDGsからは貧困問題や教育をテーマに世界の状況と取り組みを考えました。
地球案内の中で行ったクイズでは、ZOOM参加者も元気に回答してくれました!

ほっかいどう地球ひろばライブツアー後は、ZOOM参加者の中高生による「私たちが目指す2030年」発表を行いました。
中高生それぞれが、2030年までにSDGsの何番に取り組みたいのかを共有することができ、プログラム最後は参加者皆さんの笑顔を見ることができました。

今回、中学・高校生国際協力体験プログラム夏期開催は新型ウイルス感染拡大防止のためオンラインでの実施となりましたが、対面型では参加が難しい北海道各地の中高生に参加してもらうことができ、大変嬉しく思っています。
オンライン配信した内容の一部は、後日JICA北海道YouTubeでもアップしたいと思いますので、今回参加できなかった皆さんもゆっくりご視聴いただければ嬉しいです。

JICA北海道では、これからもオンライン等でのイベント開催を計画しています。
是非、今後もイベントページやFacebookをチェックしていただければと思います。

(文責:JICA北海道インターン 北海学園大学経営学部3年 岩永 沙那
                北海学園大学人文学部3年 服部 竜也)