「国際的視点を持つ地方創生プロデューサーセミナー2020」をオンラインで開催しました!

2020年12月17日

ニセコ町の歴史について話すニセコ町役場企画環境課 課長 山本契太さん(左)と青山学院大学の玉木欽也教授(右)

グローバル人材の育成を通じた地方創生への貢献を目的に、JICA海外協力隊経験者、JICA 事業経験者などを対象に、SDGs時代の地方創生に資するプロデュース能力を育むためのセミナーを実施しました。11月9日、13日、16日の連続講座でオンラインにて実施をし、国内外合わせて総勢101名の方にご参加いただきました。北海道ニセコ町を舞台にライブ配信をした第2回目では、新しいオンラインセミナーの形を提案できました。

11/13の第2回では北海道ニセコ町から生中継!

移動販売カフェ「ピキニニ」から中継(左:大橋公孝さん 右:大橋理絵さん JICA海外協力隊OV)

宿泊施設&レストラン ビスターレ・カナから中継する山野美昭さん(JICA海外協力隊OV)

地方創生に取り組む㈱トミタプロデュース代表取締役社長の富田剛史氏、Global-CEP(体験ツーリズムによる国際文化交流・産業雇用創生の総合演出家)を提唱する青山学院大学の玉木欽也教授を講師に迎え、北海道ニセコ町を通じて、新しい時代の地方創生や新しい時代にマッチしたプロデュース手法について学びました。

今回ご登壇いただいたニセコ町民の多くはJICA海外協力隊のOB・OGで、海外経験を通じ、世界にはとても多くの『違う価値観』があることを肌で知っている方々です。そんなプロデュース能力を秘めた人材が多くいるニセコ町には多様な価値観を受け入れる土台が根付いていました。

セミナーを通じ、新しい時代の新しいメディアの在り方を提案しました

これからのオンラインライブと地方創生について話すトミタプロデュース㈱代表取締役社長の富田剛史さん

異なる価値観を知るJICA海外協力隊経験者・JICA 事業経験者などは、一般の市民に比べて「普通の日本人の感覚では良しと思わないことの良さ」に気づく可能性が高く、プロデュースに必要な力を秘めています。北海道ニセコ町の事例を通じて、参加者にはそれぞれの地域で発信していくための様々なアプローチを体感していただけたのではないでしょうか。

第二回の参加者からは、「開発協力においてもオンラインツールでいかに魅せるかが今後ますます重要になってくると思う」「オンラインでのコミュニケーションのメリットを知ることができた」「生配信を通して、ニセコの雄大な景観のみならず住んでいる人々を感じられた」等、コメントが寄せられました。JICA北海道としても、生中継は初めての経験で関係者の力をお借りし無事実施にこぎつけることができました。今後のオンラインライブのあり方をこれからも皆さんと一緒に考えていけたらと思います。