北海道発の2018年2次隊JICA海外協力隊が帰国後表敬訪問を行いました!

2021年3月16日

新型コロナウイルス感染拡大を受けて3月末に帰国した2018年2次隊の海外協力隊員が任期を満了し、それぞれ派遣前表敬訪問をした自治体にて帰国後表敬訪問を実施しました。
帰国隊員は任国や活動の様子を写真や動画を交えながら報告し、今後の抱負について語りました。

道内各地で開発途上国での活動を報告しました。

函館市での表敬訪問(中央:伊藤正枝さん)

壮瞥町での表敬訪問(左:清水咲紀さん)

小樽市での表敬訪問(佐藤文音さん)

函館市から出発した伊藤正枝さん(ソロモン派遣、職種:看護師)は、任地で生活習慣病改善のために健康教育とエクササイズ、地域の小学校では運動会を行いました。ソロモンは医療費が無料ということもあり、人々の健康への意識が薄い側面があり、それを改善するためには幼少期からの教育が必要であると話しました。またそれらの経験から、現在は看護学校で教員として看護師の育成に取り組んでいると報告しました。

壮瞥町からの出発した清水咲紀さん(ベリーズ派遣、職種:小学校教育)は、ベリーズの小学校で活動をしていました。算数教育がメインの活動の予定でしたが、任地ではそれにとどまらず理科の実験や日本文化紹介等、幅広い活動を行ったと報告しました。壮瞥小学校とベリーズの学校を、絵を通じて交流させるプロジェクトにも取り掛かっていましたが、新型コロナウイルスの影響で頓挫してしまったことが心残りだったと話しました。

小樽市からの出発した佐藤文音さん(タンザニア派遣、職種:陸上競技)は、タンザニアの陸上競技の選手の育成に取り組みました。選手や指導者に対しては技術指導をし、小中学校では体育やスポーツを普及させる活動を行いました。協力隊での経験を通じて、多様な価値観を知り、生きる力を身につけることができたと話しました。今後は大学の教員になり、子どもの健康教育に取り組んでいきたいと抱負を語りました。

(文責:JICA北海道 市民参加協力課 土方綾)