「バングラデシュICT人材採用・活用フォーラム」を開催しました

2021年2月8日

【画像】 JICA北海道では、昨年10月に標記オンラインイベントを開催しました(共催:札幌市、さっぽろ産業振興財団)。

 JICAはバングラデシュで「日本市場をターゲットとしたICT人材育成プロジェクト」を実施しており、バングラデシュの若手エンジニアを選抜し、現地で日本語教育等を3か月間、集中的にトレーニングするプログラム(B-JET)を実施してきました。その結果、同プログラムの修了生を札幌市内IT企業に7社19名採用していただいています。

 フォーラムは、彼らが北海道IT産業を支える担い手になってほしいとの期待を込め開催したもので、B-JETプログラムの紹介とともに、札幌市内のIT企業で活躍する修了生や彼らを採用した企業関係者から思いを語っていただきました。

「将来は日本とバングラデシュを橋渡しできる人材になりたい」

ジュルカルナインさん

タスニムさん

 座談会は、バングラデシュに二度訪問したことがある北海道大学大学院情報科学研究院の川村秀憲教授にモデレーターを務めていただきました。パネリストは(株)サンクレエのモハメッド・ジュルカルナインさんと(株)テクノラボのサンマ・タスニム・モンサラットのお二人でした。

 二人とも日本でできるだけ長く働き、たくさん学ぶことを希望しており、将来は日本とバングラデシュの橋渡しができるような人材になりたいと抱負を語ってくれました。

「外国人採用で迷っているときは、いつでも相談してほしい」

森社長

中村社長

 続いて、B-JETプログラム修了生を採用した(株)サンクレエの森正人社長と(株)調和技研の中村拓哉社長に、採用した経緯や修了生の働きぶりなどについて熱く語っていただきました。

 「海外の方が日本に来てチャレンジしようという覚悟を考えると、外国人材を採用しようか迷うというのはものすごく小さいこと」、「外国人採用で迷っているときは、いつでも相談してほしい」と、道内IT企業にエールを送っていただきました。
 
 フォーラムのより詳しい報告については、後援していただいた北洋銀行の「ほくよう調査レポート」に記事を寄稿していますので、そちらをご一読ください。