北海道発 「SDGs模擬授業」の動画を公開します!

2021年4月1日

私たちの生活になくてはならない「水」。その課題とは?

北海道開発教育ネットワーク(D-net)ではSDGsの達成に向けた「ESD授業実践力向上プロジェクト」を実施しています。ESD(持続可能な開発のための教育)は2017年3月に公示された小・中学校学習指導要領(高等学校学習指導要領は2018年3月公示)の基盤となる理念になっており、SDGsの目標の一つである「質の高い教育」の実現に貢献し、持続可能な社会の創り手を育成するために必要なものであるとされています。今回は、市立札幌藻岩高等学校の高木大作先生と生徒さんにご協力いただきました。本プロジェクトにより作成された指導案とそれに基づいた授業実践動画をYouTube に公開いたします!全3回の動画をぜひご覧ください!!

保健の授業でESD ~ 全3本の動画をお届け ~

プラスチックの問題に真剣に話し合う様子

授業は、私たちの生活と『水』との関わりを題材にした内容です。人間の生活が水質環境を汚染し健康に影響を及ぼしていることや、汚染の防止及び改善の対策をとる必要があることを理解し、その具体的な対策についてグループ活動や意見交換を通じて主体的に考えることを目指しています。実施した教科・領域は「保健(社会生活と健康)」です。如何にESDの授業が教科横断的に取り組むことができるのかを実感して頂ける内容となっています。ご自分の指導教科とのつながりも感じてみてください。

各回の授業の目的

プラスチックから紙に代わったものは?

ロールプレイの様子。役になり切って相手を論破!

授業計画では、全4時間になっていますが、動画は3本にまとめています。
1本目は、クイズで興味関心を引きつけたり、日常の食料やスマホをつくるのにどれだけの量の水が使われ、汚染されたのかを考えるたりすることを通して、私たちの生活と水質汚染とのつながりを理解するパートです。
2本目は、プラスチックごみの実態やプラスチックごみがもたらす諸問題について身近な商品やニュースを通して理解するパートになります。
最後の3本目は、プラスチックごみがもたらす水質汚染などの課題について様々な立場から考えるためのロールプレイを通じて学習を締めくくります。