中学生・高校生国際協力体験プログラムを開催しました!

2021年8月31日

【画像】8月29日(日)中学生・高校生向け国際協力体験プログラム「便利さとエコの間で~プラスチックから考えよう~」を開催しました。

本プログラムは、JICA北海道内ほっかいどう地球ひろばのライブツアーや、開発教育協会(DEAR)教材「プラスチックごみ」ワークショップ、講師の高橋優介氏による「プラスチックとの付き合い方を考える」お話の3本立てでお送りしました。

当日は17名の方にお集まりいただき、北海道内外から参加した中学生・高校生達が活発に意見を交流しました。

ほっかいどう地球ひろばから世界と日本のつながりを考える

【画像】プログラムの始まりは、ほっかいどう地球ひろばライブツアーから!
南アジア地域での青年海外協力隊経験をもつ地球案内人が、「衣服」を通して日本と南アジアのつながりを紐解いていきます。
参加者の皆さんには、今日着ている服の産地や素材を確認してもらいながら進みました。
そして、私たちの「衣服」には綿・絹・麻等といった天然繊維の他に、ポリエステル・ナイロン等の化学繊維(ファイバー状のプラスチック)も日常的に使っていることを改めて見つめなおしました。

南アジアと日本、そして「衣服」からプラスチックへと繋がったところで、参加者全員でSDGsの復習『今わたしが一番気になるSDGs項目』の交流をおこないました。
参加者からは「8番、仕事を選ぶ時に生きがいを一番に考えたいから」「自分の生活を工夫すれば、すぐに実践できそうだと思ったので12番に取り組みたい」「女性の貧困問題と労働、LGBTについて調べているので5番です」等活発な意見が飛び交いました。

ワークショップ「プラスチックごみ」でグループワーク!

後半からはメインワークである「プラスチックごみ」(DEAR教材)をおこないました。
3グループに分かれて、身近なプラスチックやプラスチックに変わる素材の検討、最後は「プラスチックごみ関係者会議」のロールプレイを実施し、わたしたちにとってプラスチックはどういう存在なのか・どう付き合っていくのが良いのかを考えていきました。参加者からは、「私たち一人一人が考えて使っていかなくてはいけない」「プラスチックの良いところも悪いところも、みんなが知っていけるように発信することも大切」「少しずつ減らしていくための努力を続けたい」といった意見が飛び交いました。

イベントの最後は、環境NGO ezorockの元事務局長であり、現在ワークショップデザインdescribe with代表を務める高橋優介氏を講師に招き、講評をいただきました。
持続可能な開発とは、『「未来の私たちが、幸せを感じられるような温かい社会」のことを考えつつ、「今の私たちの幸せ」を楽しみながら考えていくものだね』という締めくくりのとおり、プラスチックごみとの付き合い方も、「楽しみ」ながら考え続けていきたいですね。

日曜日の開催にもかかわらず、熱心にご参加いただきありがとうございました!