みんなで防災『やさしい日本語』×防災をUR花川中央団地で実施しました。

2022年11月8日

【画像】 10月29日(土)UR花川中央団地で実施された防災講習「みんなで防災」内で日本人住民向けに『やさしい日本語』の講座を実施しました。
 防災訓練は第1部『やさしい日本語』講座(日本人向け)、第2部「日本・北海道・石狩の災害と備え」、第3部合同消火訓練の3部構成で、日本人住民、外国人住民が合同で行いました。

「やさしい日本語」入門講座では

やさしい日本語講座

消火訓練

 講座では入門編として『やさしい日本語』が生まれた経緯、どうして『やさしい日本語』なのか、また、話すときのポイントについてお話しし、「転倒」「断水」や「土砂崩れ」などの言葉や日常会話の文をやさしい日本語で言い換える練習を行いました。
 また、講義中に実施した外国人住民へのアンケートの結果から、母国での災害のことや、日本との防災への認識に違いがあることを参加者に共有しました。

 第2部では、石狩街づくり防災協会から講師をお招きし、「地震」はなぜ起こるのか、胆振東部地震発生時の石狩市の状況、今後、大規模な震災が起こった時に想定される津波とその被害が及ぶ地域について、シュミレーション映像を用いて講義いただきました。
 最後に第3部で、練習用の消火器を用いた、消火訓練を行いました。参加者は消火器の扱いに、最初は少し手間取っていましたが、講師の指導のもと的に向かってしっかりと放てるようになっていました。

 「やさしい日本語」は、非常時、防災はもちろん観光や日常生活など平時のコミュニケーションにも大変役に立ちます。日頃、挨拶や小さな会話を交わすことができるような関係が、地域でともに暮らしていくこと、非常時の安心安全にもつながっていくのではないでしょうか。

 (株)URコミュニティは、以前より団地での多文化共生支援に取り組まれております。関連リンクからご覧ください。