オンライン日本語教室 TA(学習支援者)の振り返り会を開催しました。

2023年2月7日

【画像】昨年11月開講の「ほっかいどうオンライン日本語教室」には、外国人の皆さんの日本語学習をサポートするTA(Teaching Assistant 学習支援者)の方も参加しています。
オンライン日本語教室2期も残り2回、最終となる第3期開講前のタイミングで、TAの皆さんのこれまでの取り組みについて振り返る会を行いました。

オンライン日本語教室への参加を通じて得たものは

グループに分かれてレビュー

Part1では、自己レビューとして、教室に参加した動機、参加によって得たもの、できたこと、できなかったこと、個人としての成長や変化について、ひとつずつ丁寧に振り返りを行いました。 
「日本で暮らす外国人の方と知り合い、彼らの母国の文化や言語について知ることができた。」「技能実習生のこと、頑張っていることを知った」「日本語を学んでいる人たちがどの様に学んでいるのかを、触れ合いを通して気づくことが多かった。」など前向きな意見が多く聞かれました。

反省点や課題としては、やさしい日本語を用いてのコミュニケーションの取り方や、SNSの効果的な使い方など、教室での実践を通じて得られた日本語の学習支援に関わるものが多く上げられました。
また、授業中にはなかなかできなかったTA同士が話す機会となりました。

地域に住む外国人の課題、自分たちにできることを考える。

Part2では、地域に住む外国人にとっての課題に目を向け、自分たちや行政にできることについて考えました。「身近に暮らす外国人にやさしい日本語を使って話しかける。話を聞く」、「地域で交流する機会、場を設ける。」「行政は、労働者としてでなく住民としての外国の人に日本語学習の場を提供する。」などの意見が出てきました。

TAの中には、この教室で日本語を学ぶ人達をはじめ、地域の外国人との交流の場を立ち上げた方や、すでに活動をされている方もいらっしゃいます。
オンライン日本語教室は、在住外国人に日本語学習の機会を提供するだけでなく、こうしたTAの皆さんのような地域での活動する方をつなぐ場として、支援や交流の輪を広げる後押しをしています。