「SDGs×北海道セミナー2023」を共催しました。

2023年2月16日

【画像】2月8日(水)にオンライン(Zoom)にて、「SDGs×北海道セミナー2023」を開催しました。本セミナーは、北海道内におけるSDGsの取り組みを促進する目的で開催したものです。北海道との包括連携協定に基づく取組の一環として、北海道、北海道大学と共催しました。

北海道におけるSDGs達成に向けた取り組みを紹介

城戸氏による取り組み紹介の様子

髙野氏による取り組み紹介の様子

冒頭、環境再生型事業に取り組んでいる阿座上陽平氏による基調講演が行われ、続いて、JICA海外協力隊経験者、北海道大学院生、留萌高校の生徒の皆様から北海道内でのSDGs達成に向けた取り組み紹介が行われました。

JICA海外協力隊経験者として、環境教育の職種で東ティモールに派遣された城戸大樹氏より、東ティモール国内の学校での出張授業、マングローブの植林活動や、帰国後、獣医師、支笏湖でのカヤックガイドとして環境教育に取り組んでいる活動が紹介されました。

また、同じく、JICA海外協力隊として、パプアニューギニアに派遣された高野悠己氏からは、エイズ等の感染症啓発活動に取り組まれたご経験、帰国後、東川日本語学校にて留学生の医療支援や多文化共生事業に携わっているご経験についてお話いただきました。

私たちの取組がつながる『持続可能な未来』に向けて

パネルディスカッションの様子

セミナー最後には、「私たちの取組がつながる『持続可能な未来』に向けて」というテーマについて、登壇者同士のパネルディスカッションが行われました。パネラーからの「JICA海外協力隊経験がその後のSDGsの達成に向けた活動にどう役に立ったか?」という質問に対し、城戸氏より、「外から日本を見る経験によって、自身の引き出しが増えた。環境問題が現地の人の生活や命に関わる問題であることを日本の環境教育でも伝えられたら。」という回答をいただきました。また、髙野氏からは、「医療体制の整わない途上国において、健康を伝えてきた経験をもとに、今は医療体制は整っている日本において、言語の壁や情報不足で困っている留学生の健康管理に貢献している。」という回答をいただきました。
本セミナーの為にご登壇をいただいた皆様、また、本セミナーへの参加を通じて、登壇者の方々と共に、「持続可能な未来」について考えてくださった参加者の皆様、ご協力、ご参加をいただき、ありがとうございました。