(香川)かがわ国際フェスタ2022 ワールド・レクチャーシリーズ「マレーシアにおける多文化共生」を開催

2022年10月27日

講演の様子

 かがわ国際フェスタ2022のプログラムの一つとして「ワールド・レクチャーシリーズ(東南アジア編)」(※1)がアイパル香川で開催され、受講者22名の参加がありました。
 マレーシアは、マレー系69.6%、中華系22.6%、インド系6.8%、その他1%から成る多民族国家です(※2)。マレーシアで6年半の駐在経験がある深澤晋作 JICA四国所長事務代行が、「マレーシアにおける多文化共生」と題して講演を行い、多民族国家となった歴史的背景や、またそれによって起きた異なる人種間の衝突、その後、争いを避けるためにとられた政策の話など多岐にわたりました。
 2021年、日本で働く外国人労働者数は173万人であり、これは2011年のデータと比較すると約2.5倍増加しています(※3)。今後も少子高齢化による労働力不足により、外国人労働者のさらなる増加が見込まれます。休憩時間や、講演後も講師への質問が続き、マレーシアという国を通して参加者一人ひとりが日本における多文化共生を考えるきっかけとなりました。


※1「第1回:マレーシア編」と「第2回:フィリピン&インドネシア編」から成る
※2 マレーシア統計局調べ(2020年)
※3 JICA緒方貞子平和開発研究調べ(2022年)