茨城県古河市で地元企業・団体とSDGsを学ぶ会を開催しました!

2022年9月7日

古河市職員のプレゼンテーション

JICA筑波職員より事業の紹介

参加者同士の意見交換の様子

参加者同士の意見交換の様子

8月25日(木)、JICA筑波は、SDGs(持続可能な開発目標)をテーマにした連携覚書を結ぶ茨城県古河市と共に、「SDGs学習会~地域と世界からSDGsについて考えようin古河市~」を開催しました。古河市内の民間企業や団体などから約30名が参加。所属団体がすでに古河市のSDGsパートナー制度に登録しているなど、SDGsに強い関心をもつ方々が、一同に集まりました。

冒頭、まずは古河市の近藤副市長が「業種の垣根を超えて、存分にSDGsについて語り合いましょう」とごあいさつ。続けてJICA筑波の睦好所長より「SDGsは世界的な目標であるが、日本にも様々な形で影響している。自分たちに何ができるか考えることが大切。」と続けました。続けて、JICA筑波職員によるSDGsをより詳しく知るための解説講義の後、古河市役所職員から、同市の行うSDGsパートナー登録制度、市内中学校のSDGs講師派遣などの取り組みの紹介がありました。市・JICA筑波とも「SDGsを接着剤/共通言語と捉えて、地域の一員として課題解決に取り組もう!」という強いメッセージを届けました。

一番盛り上がりを見せたのは、参加者同士の交流会です。製造業や部品メーカーの営業担当や工場責任者、保育士や教員、公園などの施設管理を行う団体など、近所で働きながらも、様々なバッググラウンドをもつ参加者が、少人数グループに分かれて話し合いました。トピックは、自己紹介や自社のSDGsの取り組み、取り組みを進める上で悩んでいることなどです。

ある社は「SDGs事務局を設置し、社内の勉強会を企画している!ただこれらは本社が主導で行っており、現場や工場レベルではあまり自分ごとのようには感じられていない」と話し、他のグループからは「まずは、自社の販売製品のうち、プラスチック製品を思い切って削減してみた!」、「所内の水道にSDG6(安全な水とトイレを世界中に)のロゴをポスターにして掲示している」などの先進事例も紹介されました。事後のアンケート結果からも、「他社の取り組みを知ることができて大変参考になった」、「今後もこのような情報交換を続けたい」、「近所なので、これを機会に職場見学したい」という声が多く聞かれました。

JICAのSDGs講義や国際協力事業の紹介も好評をいただきました。このような学習会は、テーマや発表者を変えながら、今後も継続的に開催する予定です。