【実施報告】国内待機中の海外協力隊員が神奈川県内で環境分野に関する研修を行いました(11月17・18日)

2020年11月26日

コロナ禍の影響で一時帰国・派遣延期となった海外協力隊員は、現在国内待機を続けております。その内、環境教育・廃棄物処理を専門とする隊員3名が、11月17・18日に横浜市内の小学校及び民間リサイクル事業者を訪問し、環境分野に関する知見を深めました。
参加した隊員の内1名は、横浜市資源循環公社が実施する小学校での出前講座に同行。同公社担当者による「3R」をテーマとした講座を見学しつつ、隊員自らも児童に対して派遣国カメルーンでの体験談を披露しました。

【画像】任地(カメルーン)におけるごみ問題について小学生に発表する隊員

その他の2名は、県内でリサイクル事業を営む「マルニ商店」を訪れ、同社事業所での作業体験のほか、ごみ処理施設「リサイクルポート山ノ内」・「横須賀リサイクルプラザ」の見学も行いました。

【画像】リサイクルポート山ノ内で、回収した古紙の梱包の様子を見学

現在、海外協力隊員は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、国内待機を続けております。今回の研修に参加したことで、「リサイクル現場での苦労話、社会貢献活動としての取り組み等、資源循環を目指す上でリサイクル事業者が担う役割を学びました。行政の廃棄物管理としてリサイクルを推進する場合、制度を計画する段階から、リサイクル事業者(収集運搬などを担う民間業者)を巻き込んで行く事が、効果的な制度構築に繋がるのではないかと感じました」とのこと。開発途上国のごみ問題を日本の現場から見つめ直す機会となりました。