横浜市立大学・横浜国立大学との包括的連携協定締結

2020年12月4日

左からJICA横浜熊谷所長、横浜市立大学二見理事長

国際協力機構(JICA、北岡伸一理事長)は、横浜市立大学(二見良之理事長)との間で、また、横浜国立大学(長谷部勇一学長)との間で、2020年9月24日に包括的連携協力協定をそれぞれ締結しました。

JICAと横浜市立大学は、2005年より連携覚書を5年ごとに更新しており、これまで、連携講座(JICA連携特別講座「国際協力事業」2002年~2018年)を中心とした連携事業を実施してきました。また、近年では「フィリピン共和国イロイロ市におけるコミュニティ防災推進事業(フェーズ2)」(2015年3月~2017年3月)及び「マレーシア国ペナン州セベランペライ市における歴史・自然を活かしたまちづくりプロジェクト」(2015年12月~2018年12月)といった草の根技術協力をはじめ、課題別・長期研修員の受け入れなど、積極的に開発途上国への国際協力を実施しています。これらの連携関係強化に伴い、従来の覚書から、包括的連携協定締結となったため、10月29日には横浜市立大学の二見良之理事長とJICA横浜の熊谷晃子所長による包括的連携協定交換式を、横浜市立大学にて執り行いました。

【画像】横浜市立大学での包括連携協定交換式(左から横浜市立大学中篠副学長、二見理事長、相原学長、JICA横浜熊谷所長)

また、横浜国立大学とは、2005年に包括的連携協定を締結して以来、3回目の更新となります。現在は、「パラグアイ農村女性生活改善プロジェクト~横浜から夢を紡ぐ(2016年~)」及び「ベトナム国ダナン市の市民を対象とした効果的な省エネ向上プロジェクト(2020年~)」といった草の根技術協力事業をはじめ、JDS(人材育成奨学計画)やイノベーティブアジアなどの留学生の受け入れ及び課題別研修の受け入れ、JICA横浜との連携講座「現場から考える国際開発協力」を開講するなど、国際協力への理解促進及びグローバル人材育成のために、多くの分野で連携・協力しています。
JICAは、現在全国約40の大学と連携協定/覚書を締結しており、これにより開発途上地域の国際協力事業の質の向上及び国際貢献、学術研究及び教育の発展に寄与することが期待されています。

【横浜市立大学】
締結日 :2020年9月24日
署名者 :横浜市立大学 二見良之 理事長、JICA 北岡 伸一 理事長
有効期間:締結日から5年間

【横浜国立大学】
締結日 :2020年9月24日
署名者 :横浜国立大学 長谷部 勇一 学長、JICA 北岡 伸一 理事長
有効期間:締結日から5年間