【イベント報告：オンライン開催JICA海外協力隊帰国報告会】神奈川県・山梨県JICA海外協力隊帰国報告会をオンラインで開催しました！

　2月6日、JICA横浜が主催し、神奈川県・山梨県合同でのJICA海外協力隊帰国報告会を開催しました。オンラインでの帰国報告会の開催は3回目となり、神奈川県・山梨県以外の地域からも多数ご参加いただきました。
　今回の報告者は藤本佳子さん（2018年度2次隊・ベトナム・観光）、松村繁満さん（2018年度3次隊・ブラジル・品質管理/生産性向上）、新田康平さん（2018年度3次隊・ヨルダン・日本語教育）、阿部直道さん（2018年度3次隊・サモア・小学校教育）の4名で、それぞれが任国での活動や生活について報告しました。

当日の参加者

帰国隊員の報告を聞いて

今回報告を行った4名は、新型コロナウイルス感染拡大の影響により、不本意ながら任期を残して帰国となった隊員です。本当は現地でもっとやりたいことがあったという声も聞かれましたが、帰国後もそれぞれがオンラインなどで任国とつながりながら、活動をしている様子を報告してくださいました。
　発表の中ではどの隊員も、現地の人に支えられ、たくさんの出会いや繋がりに恵まれたことへの感謝を言葉にして表していました。また、協力隊経験を今後どのように社会に還元していくか考えていきたいという決意も語られ、この経験がこれからの人生において重要なものになることを確信しました。

最後に

　新型コロナウイルス感染拡大の影響で、全世界に派遣されていたJICA海外協力隊が全員日本に帰国してから約1年が経過しました。徐々に派遣が再開している国や地域もありますが、全世界で活動を再開するにはまだ時間がかかりそうです。
　しかしこの経験を前向きに捉え、“今自分にできることを”と取り組む隊員の姿勢に強く心を打たれました。一日でも早く、世界中の人々が平和と落ち着きを取り戻すことを切に願っています。（報告：JICA山梨デスク　穂坂ちひろ）