【実施報告】国際理解入門セミナー「世界の入り口に立とう とびだせ!高校生2022-ともに考える多文化共生-」

2022年12月21日

JICA横浜で2022年12月17日(土)に高校生世代向け国際理解入門セミナー「世界の入り口に立とう とびだせ!高校生2022-ともに考える多文化共生-」を実施しました。神奈川県の高校生9名の参加がありました。

「世界の入り口に立とう—とびだせ!高校生」は、JICA横浜が毎年行っているセミナーです。ここ2年間はオンラインでの開催でしたが、今回は3年ぶりの対面でのセミナーとなりました。中南米のブラジル、アルゼンチン、ペルー、ボリビアから来日している日系研修員7名もプログラムに参加し、ユース世代が国境を越えて活発に交流する場となりました。

海外移住資料館の見学と意見交換

海外移住資料館の見学

意見交換の様子 

今年のテーマは「ともに考える多文化共生」。前半は、海外移住資料館を多文化共生の視点で案内をしていただきながら2つのグループに分かれて見学をし、その後、意見交換を行いました。
日系研修員も各グループに入り、様々な角度から海外移住の歴史や現在までのつながりについて考えました。

日系研修員の発表

日系研修員の発表

意見交換の様子

後半は、日系サポーター研修で来日している知念アマンダのえみさん(※現在、特定非営利活動法人ABCジャパンで研修中)の文化の多様性とアイデンティティについて、これまでの体験をもとにお話をいただきました。アマンダさんのお話は英語で行われましたが、とてもわかりやすく、参加した高校生のみなさんにも貴重な経験となったようです。

参加者した高校生からは、「このプログラムも日本の縮図のように思えた。」、「意見交換をたくさんできて、その中でも自分の考えがまだまだ狭いことを実感した。もっともっと海外について知りたくなった。」、「色々な展示も見ることができ、他の高校の方と話し合いながら交流できて満足でした。」などのコメントがありました。

参加者の感想より(アンケートからの一部抜粋)

参加者と日系研修員のみなさん

•自分のアイデンティティについて今まで全く考えてこなかったが、今日のお話を聞いて、自分自身のアイデンティティについても考えてみようと感じた。
•意見交換では、様々な考えの意見が聞けてとても面白かったです。
•海外移住資料館の見学では、日本に深くかかわっていることなのに知らないことがほとんどでした。考え方の違いなどを知ることができてすごくよかったです。
•日系人の中でも考え方やアイデンティティ、日本の見方の認識など人それぞれで、とても親近感を感じました。

JICA横浜では、来年度も高校生世代を対象とした国際理解入門セミナーを実施する予定です!日程やプログラムが決まり次第、JICA横浜のウェブサイトやFacebookなどでご案内します。
次回のセミナーを楽しみにしていてくださいね!