【実施報告】スペイン語と日本語によるよみきかせ『タキーレとうのワイラ』『みんなくるくるさかのみち』

2023年1月16日

実施日時:2022年12月11日(日)14時~15時
会場:JICA横浜 1階 会議室1
○講師 絵本作家 東郷聖美氏
女子美短期大学 造形科絵画 専攻科卒業 1995年から1999年までボリビアに滞在。
出版作品 『わたしはせいかガブリエラ』(福音館書店)など
〇伊藤 忠明氏 海外日系人協会職員
ペルー出身。来日5年目。日系4世。

実施内容

12月11日に、スペイン語と日本語による絵本の読み聞かせ会を開催しました。
約3年ぶりの読み聞かせ会となりましたが、事前申し込みの時点で定員に達する盛況ぶりでした。

当日は絵本を描かれた東郷聖美さんご本人から、日本語の読み聞かせとボリビアの紹介が行われました。また、日系4世で海外日系人協会職員の伊藤忠明さんから、スペイン語での読み聞かせとペルーの紹介が行われました。

1冊目の絵本『タキーレとうのワイラ』の舞台は、ペルーとボリビアにまたがる大きな湖のチチカカ湖です。伊藤さんは、ペルーの紹介やチチカカ湖について現地の写真を交えて小さい子にも分かりやすく説明してくれました。本編の読み聞かせは、日本語の部分を東郷さん、スペイン語の説明を伊藤さんが交互に担当しました。
2冊目の絵本は、『みんなくるくるさかのみち』です。このお話は、ボリビアの首都ラパスが舞台で、水風船をぶつけ合うお祭りや、カーニバルの様子を描いています。
それぞれの本を読んだ後、東郷さんから実際にチチカカ湖を訪れて撮影した写真、表紙のワイラの絵のモデルになった女の子の写真や、ラパスの街の写真が紹介されました。

当日は、タキーレとうの男性が編んでいるようなペルーの編み物のポンチョや帽子、指人形を展示して、絵本の世界を立体的に体験しました。
最後に、東郷さんから『タキーレとうのワイラ』の絵をプレゼントしていただきました。ライブラリーや今後のイベントに使用させていただきます。