【実施報告】2022年度3次隊 JICA海外協力隊員が山梨県庁と昭和町役場を表敬訪問しました

2023年1月23日

派遣の意気込みを語る田中隊員(中央)

田中隊員(左)と長田局長(右)

田中隊員(左)と塩澤町長(右)

歓談中の様子 田中隊員(写真中央)

2023年1月10日(火)、2月にタイに派遣される田中結さん(コンピュータ技術隊員)が山梨県庁を表敬訪問しました。山梨県庁からは、山梨県知事政策局の長田公局長と内藤卓也次長にご出席いただき、和やかな雰囲気のなか行われました。

田中さんは、タイのプリンセスチュラポーンサイエンスハイスクールのトラン校にて、プログラミングやロボット開発の理解促進、学生や教員の技術力向上に対する支援を行う予定です。同校は、理科・数学に重点を置いたカリキュラムで科学技術系人材の育成を目指す学校になります。長田局長からは、「タイの文化や習慣など日本との違いに戸惑うことがあるかと思いますが、現地の皆さんと心を一つに、田中さんのこれまでのご経験で培われた知識や能力を存分に発揮してください」と激励の言葉をいただきました。田中さんは、「地元の山梨県で培った経験や思い出を胸に、一生懸命、活動に取り組みます」などと意気込みを語っていました。

また、同日に昭和町役場の塩澤浩町長に表敬訪問を行いました。同市から15年ぶりの協力隊派遣となり、塩澤町長からは「高い志と情熱を持ち合わせた方が来てくれて嬉しい。健康と安全に気を付けて行ってきてください」と激励のお言葉をいただきました。歓談では、地元の話などで盛り上がり、和やかな雰囲気で行われました。田中さんの抱負のなかで「タイの学生達には、自分たちで新しい便利・常識を作り上げる楽しさを知ってもらえるよう活動に取り組みたい」という言葉が印象的でした。ぜひ、2年間でこの思いを実現していただきたいと思います。

【最後に】
山梨県、昭和町の皆様のご協力のもと表敬訪問が無事終了いたしました。改めてお礼を申し上げます。現在(2023年1月)、山梨県からは5カ国(ベトナム、ウルグアイ、フィリピン、ルワンダ、ブラジル)に8名が派遣されています。1日でも早いコロナの終息を願うとともに、山梨県からさらに多くの方々が海外に羽ばたいてくれることを期待しています。

(報告:山梨デスク(国際協力推進員)清水貴央)