【実施報告】「豪華2カ国立て JICA海外協力隊活動の実態に迫る」オンラインイベント (全5回) を開催

2023年1月24日

1回目(7/9)@トンガ・ブラジル編

2回目(9/16)@チュニジア・ベトナム編

3回目(11/11)@インド・パラオ編

4回目(11/25)@フィリピン・バヌアツ編

5回目(12/2)@パラグアイ・エチオピア編

2022年7月~12月にかけ、JICA群馬デスクとJICA山梨デスクが共催で全5回のオンラインイベントを開催しました。各回、派遣国や職種が異なる2名の協力隊経験者にご登壇いただき、「協力隊活動の様子」や「帰国後のキャリア」、「協力隊活動の社会還元の事例」を中心にお話いただきました。
また、それぞれ講師は、新卒で協力隊に参加された方、社会人経験を経て協力隊に参加された方とさまざまな経歴があり、それぞれの立場での参加のメリットについてもお聞きすることができました。

イベントでは、まず講師の発表を聞き、その後座談会の時間を設けて実施しました。講師の発表では、活動中に苦労した事や成功体験のエピソードを写真や映像を用いて紹介してもらいました。現地の食文化や生活習慣、宗教観などを紹介した際には、参加者は日本との違いに驚いている様子でした。また、帰国後のキャリアについて、復職や協力隊参加前と業種を変えた転職、国際協力に従事されているなど様々な経歴の講師が、協力隊への参加は間違いなくキャリア形成の転機となりましたと参加者へ伝えていました。

国際協力を志す大学生の参加者から「大学以降どのような進路で国際協力に貢献するか不安でしたが、お話を聞いて不安を解消することができました」と感想を述べていました。4回目の講師の浦輝大さん(H19-2,バヌアツ,体育)は、「現地での活動は日本と同じやり方にするのではなく、彼らの文化を尊重し改善策を一緒に考えることが大切。協力隊の応募に迷ったらまずは、エントリーすることをお勧めします」とご自身のご経験と共に語っていただきました。

5回全ての座談会で沢山の質問や感想があり、とても充実した時間になりました。
<参加者の感想より(アンケートからの一部抜粋)>
・お二人のバックグラウンドが聞けて、大変面白いとともに勉強になりました。
・協力隊の皆さんが、一生懸命取り組まれている様子に感銘を受けました。
・2年間で現地に形のあるものを残す難しさを知りましたが、お二人から隊員として活動できて良かったという気持ちが伝わってきました。
といったコメントをいただきました。
本イベントが、JICA海外協力隊に応募を検討されている方の一押しになれば幸いです。改めて、講師として登壇してくださった協力隊経験者の皆さま、参加者の皆さまに感謝いたします。

<実施日程>
1回目(7/9)@トンガ・ブラジル編
2回目(9/16)@チュニジア・ベトナム編
3回目(11/11)@インド・パラオ編
4回目(11/25)@フィリピン・バヌアツ編
5回目(12/2)@パラグアイ・エチオピア編

<登壇頂きました講師の皆様>
尾上 香織さん(トンガ・音楽)
佐藤 山斗さん(ブラジル・野球)
二瓶 英利香さん(チュニジア・青少年活動)
安藤 勝洋さん(ベトナム・建築)
市川 素さん(インド・コミュニティ開発)
大井 真純さん(パラオ・環境教育)
生駒 忠大さん(フィリピン・野菜栽培)
浦 輝大さん(バヌアツ・体育)
岡田(旧:澤田) 千秋さん(パラグアイ・青少年活動)
町田 憲治さん(エチオピア・コミュニティ開発)

報告:JICA山梨デスク(国際協力推進員)清水貴央