「JICA国際協力中学生・高校生エッセイコンテスト2021」受賞者決定!

2022年4月1日

[山梨デスク]
今年度の本コンテストは、「私たちと地球の新しい未来」のテーマのもと、中学生の部23,170作品、高校生の部25,215作品、計48,385作品もの応募がありました。
山梨県では、山梨英和中学校1名、山梨英和高等学校1名が個人賞を受賞しました。表彰には、JICA横浜センターの中根卓所長が訪問し行われました。

「ダブルの私にできること」~山梨英和中学校2年 野中真里さんがJICA理事長賞を受賞~

JICA横浜 中根所長より賞状を受け取る野中真里さん

2022年3月14日、中学生の部で最優秀賞を受賞した野中さんへの表彰を行いました。「ダブルの私にできること」という題名で、タイ人の父と日本人の母をもつ野中さんは、自身を「ハーフ」ではなく「ダブル」と呼び、ダブルの私だからこそできる取り組みについてエッセイを書きました。同校では、募金の協力を呼びかけ、タイやラオスの子どもたちへ奨学金を贈る活動を行っています。野中さんは通訳として、タイの奨学生と生徒とが交流する機会を設け、相互理解の促進に努めています。

今回の受賞に野中さんは、「すごくうれしく思います。現在はコロナ禍でタイには行けませんが、今できることに取り組んでいきます。」と笑顔で話していました。

「明日を変えるのは私たち」~山梨英和高等学校2年 関優里子さんが国際協力特別賞を受賞~

JICA横浜 中根所長と関優里子さん

同日、高校生の部において国際協力特別賞を受賞した関優里子さんへの表彰も行いました。関さんは、「明日を変えるのは私たち」という題名で、現在の環境問題に対して私たち一人ひとりが行動を起こしていくことの大切さを訴えるエッセイを書きました。関さんは「エッセイに取り組むことで、改めて環境に対して自分たちにできることを考える機会になりました」と振り返っていました。

同席した三井校長からは「本校では生徒の自主的な意思を大切にしており、今回のエッセイについても生徒の主体的な取り組みによるもの。そのような生徒の取り組みを評価して頂き嬉しく思う」との言葉をいただきました。