【研修員の学校訪問ーオンライン】川崎市立橘高等学校の皆さんと各国の研修員が交流しました

2022年8月18日

説明スライド(ラオス)

説明スライド(インドネシア)

交流の様子

2022年6月27日(月)、川崎市立橘高等学校1年生、2年生の78名とJICA横浜の長期研修員5名(ラオス、インドネシア、アフガニスタン、ベナン、ウガンダ)がオンラインで交流プログラムを行いました。

交流プログラムでは、研修員ごとに5つのグループとなり、研修員から自己紹介と自国の紹介の後、各グループに参加した生徒さんたちから質問を行い、その後、いくつかのトピックを出してディスカッションを行いました。

交流の時間は45分でしたが、各グループでは、積極的に意見を出し合い、それぞれの国について理解が深まったようです。参加した研修員にとっても日本の高校生との交流や意見交換は刺激的なものになったようです。

プログラム後に、参加された生徒さんや担当された先生から以下の感想をいただきました。

●生徒さんたちからの感想(一部)
「研修員の方が最後に何度も強くおっしゃっていたことは、『アフリカ=貧しい』というイメージを持たないで欲しいということでした。私たちは世界の問題に注目するものの、全ての地域が同じであると考えてはいけないと反省しました。」

「インドネシアの方との交流は初めてでしたが、文化の違いや、その国の中での民族の違いの中でも国民として互いに支え合っていることを学べました。また、国の中でも環境問題や、それ以外の大きな問題もしっかりと向き合って解決しようとしている姿勢があることも学びました。同じアジアという地域にあるインドネシアと日本の中でも違いがあったり、共通点があったり、お話していて新たな視点に気づくことができて、楽しかったです。」

●先生の感想
「本校の国際科にとって、JICA研修員の方々との交流は毎年欠かすことのできないとても大切な行事です。コロナ禍でも昨年からオンラインでの実施にご協力を頂き、今年度は5人もの研修員の方々と1・2年生が交流をさせて頂きました。心より感謝申し上げます。研修員の方々の母国への愛がこもった素晴らしいお国紹介スライドを見せて頂き、生徒たちは「途上国」という言葉の先入観が180度変わる体験をしました。そして、直接対話を通して、インターネットや本などでは感じることができない、現地の人々の想いにふれることができました。交流が終わった時、生徒たちは口々に『研修員さんの国に行ってみたい!』『楽しかった!』『もっと話したかった!』と言っていました。また、研修員の方々には文化紹介だけでなく、その国が抱える問題についても紹介して頂き、同じ地球に住むものとして協力して課題解決をしなければという思いが生徒たちの中に芽生えていました。」

これからも交流できる機会を楽しみにしています。

JICA横浜では、研修員との交流プログラムも実施しています。お気軽にお問合せください。