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【実施報告】「第8回SEISA Africa Asia Bridge2022」にて、「JICA横浜presents 海外移住資料館オンラインツアー&現役協力隊員オンライン現地レポート~アジア・アフリカの隊員より~」を実施しました

2022年11月25日

第1部「海外移住資料館オンラインツアー」

【画像】星槎グループ・世界こども財団・国際学園主催の国際交流イベント「第8回SEISA Africa Asia Bridge2022」で実施した「JICA横浜presents」において、「海外移住資料館オンラインツアー」、「現役協力隊オンライン現地レポート~アジアで活動中の隊員より~」、「現役協力隊員トークセッション~アフリカで活動中の隊員より~」の3部構成でお送りしました。

第1部「海外移住資料館オンラインツアー」では、今年4月にリニューアルオープンした海外移住資料館(JICA横浜センターに併設)の展示を回りながら、解説あり、クイズあり、日本人の移住の歴史が分かるツアー動画を配信いたしました。(※今年6月撮影動画)

第2部「現役協力隊オンライン現地レポート~アジアで活動中の隊員より~」

横浜市出身の丸山さん。横浜センターでの説明会を聞き協力隊参加を決めたそうです!(写真右)

10名のラオス人教員と丸一日講習を開催。全員が綺麗な化学構造式を作れるようになりました。

第2部「現役協力隊オンライン現地レポート~アジアで活動中の隊員より~」では、現在ラオスに視聴覚教育の職種で派遣中の丸山雄也さんにご登壇いただきました!

丸山さんからは、コロナ禍で派遣をされている協力隊員として、ご自身の実体験をご報告いただきました。協力隊に合格後、コロナ禍の影響のため国内で1年間の待機。ようやく派遣されるもラオス到着後ロックダウンにより当初の活動先が変更。それに伴い職種の変更もあったとのことでした。現在、ラオスでの活動を開始して1年が経過したところだそうです。次々に予想とは異なる状況と対峙しながらも、忍耐強く柔軟に対応をされている姿が印象的でした。

ゼロからのスタートだった配属先の大学では、積極的にご自身の技術を活用できる場所を見つけ出し、現地の先生方の困り事を共に解決する勉強会等を開催されています。これから協力隊や海外を目指す人へ向けて、「やらずに後悔するより、やって後悔した方がいい。」という言葉をいただきました。

第3部「現役協力隊員トークセッション~アフリカで活動中の隊員より~」

日本との時差6時間。朝8時のケニアからのご登壇でした。アフリカ布で仕立てたお洋服、素敵です!(写真右)

バナナ農家の人達を集めてのワークショップ。この後、バナナケーキをみんなで作りました。

第3部「現役協力隊員トークセッション~アフリカで活動中の隊員より~」では、現在ケニアにコミュニティ開発の職種で派遣中の山本光希さんにご登壇いただきました!

山本さんからは、コミュニティ開発隊員としてケニアでの活動の日々を報告いただきました。野生の動物と都会のビルが共存している首都ナイロビの写真からスタートし、多くの人が自給自足の生活をしている地方の写真まで、ケニアという国の様々な面をご紹介くださいました。

山本さんの任地では住民のほとんどが農家だそうで、主要な野菜やお茶、バナナ等を育てているそうです。ほとんどの住宅に電気は来ていますが、ガスや水道はありません。薪を使って料理を作り、日々湧き水を汲んでの生活です。

山本さんは、農業事務所へ派遣されており、農家の収入向上・農家グループの支援を目指しています。バナナを収穫するも売れ行きが伸び悩んでいる農家の方々と、バナナを加工して売るというアイデアで山本さん主催のバナナケーキを試作するワークショップを開催したそうです。教えることを目的とするのではなく、農家の皆さんからの意見を取り入れながら、試行錯誤を繰り返して納得できる結果となるように取り組んでいる、とお話くださいました。また、バナナの茎を使った製品の販売促進としてSNSを利用する等、商品の認知度を高めるための工夫も農家の方と共に考え、挑戦している最中とのことです。派遣から7ヶ月目。今後の山本さんの活動も楽しみです!

おわりに

今年度は、現役協力隊員と任国からオンラインで繋いでのイベントを実施いたしました。コロナ禍の影響で、国外へ行くことのハードルが高まってしまった昨今ですが、海外への興味を抱かれている方、協力隊参加に悩まれている方々にとって、現在海外で活躍中の協力隊員による現地レポートが今後の参考となり、新たな一歩を踏み出すきっかけとなりましたら大変嬉しいです。
講師の皆様、貴重なお話を楽しく分かりやすくご講演いただき、誠にありがとうございました!

(報告:国内協力員 成田)