【実施報告】2022年度 教師国内研修 第7回研修

2023年3月16日

今年度JICA横浜では、国内にて全7回の研修とフィールドワークを行う教師国内研修を実施しました。本研修では「SDGs誰一人取り残さない 多文化共生~日本人移民・日系人をテーマに~」として、教室での多文化共生について考え、学校、社会、そして世界の多文化共生への理解を深め、研修での経験をいかした探求学習の活動案の作成を目指します。1月28日(土)にJICA横浜にて第7回目研修を行いました。

研修のはじまり:チェックイン

チェックインアクティビティとして、参加者同士で「近況について」を発表しました。前回の研修から2ヵ月の中での様子を多くのエピソードを交えながら共有し合い、仲睦まじい様子が見られました。

フィードバック会

フィードバック会にて、ワークショップについて説明する参加者たち

午前中に全員で研修で作成したワークショップについて再考する時間を設けました。各自の実践授業での振り返りを元にブラッシュアップを行いました。そして、午後には過年度研修参加者等を交えたフィードバック会を行い、ワークショップを体験して、良かった点や課題点をそれぞれ出し合いました。中でも、様々な学年で実施できるという汎用性の高さへの評価が高く、今年度参加者は嬉しそうな表情でした。

第7回研修を終えて

異なる視点から挙げられた、様々な意見を真摯に受け止めていた姿が印象的でした。フィードバック会後も話し合いを重ね、最終調整に入りました。そして、最後の報告会での実践へ向けて、参加者たちの気持ちが1つになっているように感じました。

教師国内研修とは

教師国内研修は、これまでJICA横浜にて実施していた、教師海外研修の代替研修として2020年度から引き続き実施されることとなった研修です。国際理解教育や開発教育に熱心に取り組んでいる小・中・高の教員のみなさんを対象に、国内での全7回の研修とフィールドワーク等を通して、教室にある多文化共生から世界の多文化共生を考え、これからの多文化共生社会、持続可能な社会の実現を目指し、世界、国内、地域の問題を自分事として捉えて、まずは教室から実践できる次代を担う子どもたちを育成することを目的として実施しています。