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【実施報告】JICA横浜企画展示連動イベント「積み重ねで命を守る-つながる経験・国際緊急援助隊 感染症対策チームとJICA海外協力隊-」

2023年3月16日

講演の様子

JICA横浜にて実施中の企画展示「積み重ねで命を守る」(2023年6月末終了予定)の連動イベントとして、国際緊急援助隊(以下JDR)感染症対策チームの隊員であり、JICA海外協力隊(以下JOCV)の経験をお持ちの山内裕人さんに登壇いただき、オンライン講演を実施しました。

当日は、中学生から一般の方まで35名の方が、全国からオンラインでご参加くださいました。また、海外からも現役のJOCV隊員も参加するなど幅広い年代、地域からご参加いただきました。

山内さんからは、コンゴ民主共和国でのエボラ出血熱感染症対策、サモアでの麻疹対策でのJDR感染症対策チームの活動を中心に紹介していただきました。限られた活動期間のなか、ヒト・モノが無い状況で行われた工夫や、計画が度々変更され必ずしも順調ではない時も、ポジティブに捉えて活動する重要性などについてお話いただきました。

また、現在活動中のJOCV隊員が本講演に参加していたこともあり、将来隊員を目指す方のみでなく、活動中の隊員に対しても、山内さんから、ご自身が国際協力への第1歩となったJOCV活動を踏まえてアドバイスをいただきました。

受講者からは、多くの質問をいただき、現地での活動状況や、隊員の安全について、また現職の医療従事者からJDRに参加したいがどのようにすればよいかといった具体的な質問がありました。

イベント開催日は3月11日で東日本大震災が発生した日でもあり、多くの方が防災、防疫について考えた日でした。現在も、トルコ・シリア地震、新型コロナウイルス感染症といった世界を揺るがす災害や感染症の存在、将来懸念される南海トラフ地震など、多くの方が不安に思う出来事があります。今回のイベントは、防災、防疫について考える貴重な機会となりました。

参加者からは、
「現地の感染症対策について具体的に説明してくださり、よく理解できました。質問にも答えていただいて、ありがとうございました!」
「貴重なお話をありがとうございました。JOCVで赴任する予定でおります。活動の何かのヒントになった気がします。」(アンケートより抜粋)
とご好評をいただきました。

JICA横浜では、世界を知っていただくための様々な講座を実施しております。
JICA横浜のHPをご覧いただき、興味のある講座がありましたら是非ご参加ください。