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[ナイジェリア]ラゴス国際見本市を視察しました(2024年11月9日)

2025.06.12

AFICATとしての出展は見送りましたが、2024年11月に開催されたラゴス国際見本市のジャパンパビリオンを、AFICAT調査チームと現地フォーカルパーソンとで視察しました。視察には、連邦農業食料安全保障省(FMAFS)よりアグリビジネス・マーケティング局(ABM)、国立農業機械化センター(NCAM:本拠地イロリン)、ナイジェリア商工鉱農会議所連合(NACCIMA)アブジャ事務所の3機関からフォーカルパーソンが一人ずつ参加しました。

ジャパンパビリオンを運営するJETROラゴス事務所からは、2024年は過去最大となる40社以上が出展したとうかがいました。出展企業のうち、HONDAとSTANDAGEは、農業に関連する機械(動力噴霧器、灌漑ポンプ、耕うん機、発電機、ヤシ果実収穫機など)や資材を、前年より豊富に展示していただき、AFICATフォーカルパーソンたちも熱心に説明に聴き入っていました。農業用ではないものの、各種ポンプ技術や、冷媒技術、農業機械のパーツとしても使用できる部品類(トラクター、コンバイン、肥料散布機、播種機、エアホース、トラックタイヤなどの部品類)にも、フォーカルパーソンの関心が寄せられました。

ジャパンパビリオン以外にも展示会場を視察しましたが、農業関連の現地企業のブースはわずかで、加工品の出展が主でした。JETROラゴス事務所からは、農業機械の問い合わせが多いことと、中国資本のアジアパビリオンに農業機械の展示が多いものの出展期間が短いことをうかがい、フォーカルパーソンは活発に意見交換しました。一方で、ジャパンパビリオンには農業に特化したスタンドが少なかったことから、AFICATが中心となって農業機械や農業関連技術を紹介するデスクを設けてはどうかというアイデアが、視察後にフォーカルパーソンたちから提案されました。ジャパンパビリオンにはステージがあり、AFICATについて発表をすることもできます。3つのAFICAT関係機関が一緒に視察をしたことで、関係者同士の一体感が高まり、翌年に向けて意見交換ができたことで、一歩前進を感じられました。

ジャパンパビリオンで、HONDAのスタッフ(中央)から展示品の説明を受けるAFICATフォーカルパーソン(両端)ショールーム。

ジャパンパビリオンのSTANDAGE出展ブースで、農業テックのセクションを見学するAFICATフォーカルパーソン。

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