2021年6月23日
SHEPアプローチを母国の人たちに活用してもらおうと、元研修員たちが、それぞれのフィールドで奮闘しています。
2021年1月に初めて中南米向けのSHEP課題別研修がオンラインで実施されました。この研修に参加したエクアドルのEduarさん、Edwinさんは、SHEPは自身の業務にも使えると気づき、SHEPを取り入れ活用し、周囲にも広めています。このお二人の取り組みについてご紹介します。
エクアドルだけでなくSHEP課題別研修に参加した中南米の各国において、このような動きが加速しています。
ALTROPICOカルチ地域財団に所属するEduarさんは、エクアドル北部国境沿いのカルチ州での地域開発支援にSHEPを活用しています。SHEP研修に参加した翌月には、所属先の同僚に対してSHEPを紹介するワークショップを開催。SHEPゲーム「Fun Fun Farming」を活用してSHEP理解度をテストするなど、さっそくSHEPの研修で学んだことをご自身の活動に取り入れています。ワークショップで同僚にSHEPの理解を広め、本財団が実施するパイロットプロジェクトにおいてSHEPを活用しているようです。
大学教授のEdwinさんは、研修後、自身が勤務するエクアドルのカトリック大学農学・環境科学学部においてSHEPを大学のカリキュラムに取り入れ、授業の中でSHEPについて学生たちに教えています。SHEP研修で使用された講義動画やSHEPハンドブック等の教材を利用して、SHEPのコンセプトをこれから農業に関わる若い世代へ広めています。