jica 独立行政法人 国際協力機構 jica 独立行政法人 国際協力機構

ソニー銀行株式会社との寄附合意書締結のお知らせ

2025.08.20

ソニー銀行株式会社との寄附合意書締結のお知らせ

2025.08.20

国際協力機構(JICA)は、ソニー銀行株式会社と寄附合意書を締結しました。
2025年度からの5年間にわたり、毎年度1000万円のご寄附をいただく予定です。
いただいたご寄附は、開発途上国における生態系の回復・拡張および持続可能な食料生産の確立に資する「Synecoculture(シネコカルチャー)※」の導入に関する取り組みに活用いたします。

JICAは2024年度より、農業生産性の向上と生態系保全の両立を目指す革新的な農法として、JICAの事業におけるSynecocultureの導入検討を開始しました。2025年度からは、セネガルおよびカメルーンにおいて実証活動を進めています。 

セネガルはサヘル地域に位置し、国土の大半が半乾燥または乾燥地であり、農業生産による土地劣化が深刻な課題です。カメルーンはコンゴ盆地に位置する森林資源国であり、また世界有数のカカオ生産国です。カカオ生産などの農業活動による森林減少と劣化が問題となっています。

これらの国々において、農業生産性の向上と生物多様性の回復・拡張、森林劣化および土地劣化の改善を図ります。また、将来的には同様の課題を抱える国々への展開も視野に取り組みを進めてまいります。

※Synecoculture(シネコカルチャー)とは、多種多様な植物を混生・密生させ、豊かな生態系をつくりだし、生態系に備わる物質循環などの自己組織化機能を多面的に利用するもので、耕起、施肥、農薬を必要としない農法です。
Synecocultureはソニーグループの商標です。

セネガルの実証サイトの様子

カメルーンの実証サイトの様子

パイロット圃場立ち上げ時、ココヤシの周りにラッカセイやササゲ、綿花などを播種している様子

カカオ農園を管理するコミュニティとそのサポートを行う現地再委託先の様子。同サイトでカカオ栽培下におけるSynecocultureの実証業務を行う。

寄附合意書署名時の様子

\SNSでシェア!/

  • X (Twitter)
  • linkedIn
一覧ページへ