栄養改善パートナー

JICA経済開発部は、同人間開発部及び青年海外協力隊事務局と連携し、2017年より「栄養改善パートナー」制度を発足させました。

背景

幼少期の栄養摂取に問題があると、その子の身体・知能の発達に生涯残る影響を来す恐れがあることが科学的に立証されています。栄養不良の解消は、開発途上地域の経済・社会の発展に非常に大きなインパクトをもつことから、SDG2でも飢餓撲滅に加えて明記されるなど、世界的に強く注目されています。これを受けて、JICAは栄養改善に係る現場での取組みを強化しており、アフリカ地域では、2016年TICAD VIの際に「食と栄養のアフリカ・イニシアチブ(IFNA)」を立ち上げています。

「栄養改善パートナー」は、農業・保健・教育・水・コミュニティ開発等の食と栄養に関連する分野で、栄養改善活動に関心のある有志のJICAボランティア、専門家、コンサルタント等のネットワーク化を図ります。事務局からは、栄養改善パートナーに対し、事例の共有や技術的なサポートを行い、途上国の栄養問題への取組みを促す仕組みをつくります。これにより、アフリカ地域と中南米・大洋州・南アジア等の地域との間で優良事例や経験を学び合いながら、開発途上国の現場レベルにおける栄養改善の取組みを加速し、優良成果を拡大します。希望者は、「栄養改善パートナー」に登録することで食と栄養の改善に関する様々なサポートが受けられます。

参考

栄養改善パートナー通信

全世界で活動する栄養改善パートナーへの情報発信媒体として、ニューズレター「栄養改善パートナー通信」を発行しています。国際潮流や日本の経験も踏まえ、現場で活動する栄養改善パートナーにとって楽しく役に立つ情報と、現地ならではの体験に基づいた情報の共有を促しています。希望するカウンターパート(C/P)への配布のため、英語版・仏語版への翻訳も計画中です。

2023年度

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過去年度

栄養改善パートナーへの登録とお問合せ

栄養改善パートナーへの登録希望や、派遣国・業務経験国での食と栄養に関する情報・ご質問・ご相談を受け付けています。

問合せ先

栄養改善パートナー事務局:rdga2-nat@jica.go.jp