【参加者募集!】4/25ラテンのイノベーションを渋谷へ:中南米スタートアップによる渋谷区社会課題解決ピッチコンテスト
2025.03.28
国際協力機構(JICA)は、途上国で生まれ日々現地の厳しい社会課題解決に取り組む革新的な現地ソーシャル・スタートアップを日本に招き、日本側パートナーと共に日本社会の課題解決を目指すアクセラレーション・プログラム「BAILA(Bilateral Acceleration of Innovation with Latin America)」を開始しました。
JICAと中南米各国の政府機関にて現地の革新的なスタートアップを募った結果、各国から計200社以上の応募を頂きました。今回特に優れたソリューションと本邦社会との適合性が見られる5社を招き、「渋谷区における社会課題解決」をテーマとして彼らのビジョンをご発表頂くオンラインピッチイベントを実施します。
これまで日本社会においてビジネスの文脈で触れられる機会が殆どなかった中南米ですが、今やASEAN以上の人口と経済規模を誇る一大経済圏に成長しています。
本イベントでは「新興国の優れたスタートアップを渋谷区に連れてきたら、どんなイノベーションやビジネスが生まれるのか?」という試行を通じて、現在新興国で発達しつつあるイノベーション・エコシステムのトルク感と可能性をご紹介させて頂きます。JICAと渋谷区は当日ピッチを行う中南米起業家5名から最優秀賞1社を選定し、この1社はイベント後もJICAから継続的なアクセラレーション支援を受けて、日本社会へのソフト・ランディングを目指します。
新たなフロンティアとしての中南米市場、またそこで今まさに黎明を迎えたイノベーション・エコシステムにご関心をお持ちの皆様のご参加を、心からお待ちしています。
■日時:2025年4月25日(金)9:00~10:30
■実施形態:オンライン
■申込フォーム:https://forms.office.com/r/UTzHEH4etj(日本時間2025年4月23日(水)17:00締切)
■参加費用:無料
■主催:JICA
■協力:渋谷区、株式会社ドリームインキュベータ、B Venture Capital
■対象:中南米のスタートアップやエコシステムの概況、あるいは中南米のスタートアップとの連携等に関心のある、日本のスタートアップ・中小企業関係者/VC/大学関係者/大企業の中南米・カリブ地域担当者/大企業の新規事業・イノベーション・CVC担当者/自治体関係者 など
■お問合せ先:BAILAプログラム事務局(baila_admin@dreamincubator.co.jp)
・プレゼンテーション「BAILAプログラムの概要・これまでの歩み」(JICA)
・プレゼンテーション「渋谷区における海外スタートアップ連携の取り組み」(渋谷区)
・スタートアップによるピッチ(ZAMENIS、Biotermica、Clivi、MobiLatam、Fundación Cuidados de Salud)
・プレゼンテーション「中南米のエコシステム概況」(ドリームインキュベータ社)
・表彰・講評(渋谷区、JICA)
①Biotermica(コロンビア)
・詳細サイト:こちら
・概要:移動式熱分解プラントを開発・生産。都市部で発生する有機性固形廃棄物を廃棄物産出現場で活性炭や土壌改良剤などに活用可能なバイオ炭などに転換する
②Clivi(メキシコ)
・詳細サイト:こちら
・概要:糖尿病等の慢性疾患管理のためのAIを活用したオンライン診療プラットフォームを展開
③Fundación Cuidados de salud(アルゼンチン)
・詳細サイト:こちら
・概要:高齢者の認知能力を4年先まで予測するために設計されたAI活用アプリケーションの開発・提供
④Mobi Latam(ボリビア)
・詳細サイト:こちら
・概要:ラストワンマイルデリバリーのドライバー向けに電動バイクの販売とリース、電動ステーションの利用、車両保険の付保等をサブスクリプション・サービスで提供
⑤ZAMENIS(ペルー)
・詳細サイト:こちら
・概要:ブラジャー型の非侵襲な乳がん検査ツール
昨今、中南米地域をはじめとして、これまで開発の被援助国とされてきた国・地域においても、経済成長に伴う通信環境の整備や教育水準の向上、一方で規制面での緩さなどに後押しされ、DXや新たなテクノロジーを活用した革新的な手法を用いた社会課題解決の試みが増加しています。
一方日本においては、少子高齢社会にみられる社会構成の大規模な変容や生活形態・価値観の多様化等により、直面する社会課題がますます複雑化・多様化しており、官民を挙げて社会課題の解決に寄与する多様なソリューションホルダーの育成やエコシステムの質的量的拡大の必要性が高まっています。
こうした背景を踏まえ、本プログラムでは従来のJICA による日本⇒途上国への一方向の協力ではなく、日本の社会課題解決やイノベーション促進を目的に、途上国のソリューションホルダーと連携し、国境や官民の垣根を越えて双方向に革新的なソリューションが還流する社会の実現を目指しています。このような相互性を表現して、本プログラムは中南米で用いられるスペイン語で「レッツ・ダンス」を意味するBAILAと名付けられました。
scroll