ワクチン接種のラスト・ワン・マイル支援：モンゴル医療従事者のための抗原検査キットが現地に到着、引渡し式を実施

モンゴルにて実施している無償資金協力「新型コロナウイルス感染症危機対応緊急支援計画」において、12月1日に初回納入分の抗原検査100キット（1000回分）が現地に届けられました。

12月3日にはウランバートル市内の日本国大使公邸で引渡式が執り行われ、エルデネビレグモンゴル保健省事務次官、ヤンジマー対外局課長、小林弘之在モンゴル日本国大使、田村えり子JICAモンゴル事務所所長が出席しました。

モンゴル保健省事務次官から、日本の迅速な支援への謝意が示されると共に、受け取った物資は速やかにモンゴルの医療従事者に届けたいと述べられました。

日本政府は、世界的な新型コロナウイルス感染症の収束のため、安全性、有効性、品質が保証されたワクチンへの公平なアクセスの確保が重要であるとの考えの下、ワクチンを接種現場まで届けるための「ラスト・ワン・マイル支援」を59か国に対して実施しています。

JICAは、支援ニーズに応えるべく、贈与契約締結直後からモンゴル政府の物資調達を支援し、調達準備から業者契約締結、抗原検査キットの製造から最初の出荷準備が整うまでの一連の工程を約4ヶ月で実現しました。今後もモンゴル政府と協力しながら、ワクチン接種をさらに加速させ、誰一人取り残さないための保健サービス提供のための支援を継続します。