都市開発・地域開発

【JICA社会基盤部 都市・地域開発グループ・一般社団法人再開発コーディネーター協会 共催】渋谷再開発地区の視察×留学生との交流会の実施

2022年5月16日(月)、JICA社会基盤部 都市・地域開発グループ(以下、都市グループ)と一般社団法人 再開発コーディネーター協会(以下、協会)との共催で「渋谷再開発地区の視察と留学生との交流会」を開催した。都市グループでは「持続可能な都市開発」コースにおいて10名の留学生を受け入れている。本交流会では、同コースの留学生に1)日本の都市開発と協会の役割について学んでもらうこと、2)都市開発関係者とのネットワーク構築、そして協会にとっては3)日本側がどのように途上国の都市開発に貢献出来るかJICA留学生から学ぶことを目的に、対面にて実施した。参加者は協会の国際委員会、「持続可能な都市開発」コースの留学生、JICA都市グループから約30名集まった。

本交流会では、協会からの渋谷再開発事業の全容と再開発手法・事業の進捗に関する講義を受けた上で、渋谷駅周辺を視察した。渋谷道玄坂からスタートし、渋谷フクラス、渋谷ストリーム、渋谷ヒカリエ、ミヤシタパークなど、複数のスポットを見学した。途中では協会と留学生との積極的な質疑応答も行われた。視察の最後には、渋谷スカイ展望台に集合し、上空から渋谷の再開発や都内の景色を楽しんだ。視察に続いてSHIBUYA QWSのコミュニケーションスペースで交流会を実施し、協会と留学生、JICA職員で意見交換会を行った。

交流会の概要

  1. 日時:2022年5月16日(月)
  2. 会場:渋谷
  3. 主催者:JICA社会基盤部 都市・地域開発グループ、一般社団法人再開発コーディネーター協会
  4. プログラム:
    (1)協会の国際委員会からの講義
    (2)渋谷再開発地区の視察
    (3)意見交換会

主催者の声

協会からは、「留学生の率直な意見から、途上国における都市開発の実態を知ることができて良かった」、「今後もこのような交流会を通して、お互いの都市再開発に対する知識と理解を深めていきたい」という声をいただいた。

参加したJICA留学生の声

JICA留学生からは「日本の都市開発は世界トップレベルで、その現場を視察できたのはとても貴重な経験になった」、「都市計画だけでなく、その計画を実施する技術の重要性を学ぶことができた」、「地権者の権利変換の仕組みが魅力的で、母国の都市開発にも活かしたいと思った」、「母国では、開発対象地域の地権者から承認を得ることに苦労しているため、日本の補助金制度は非常に参考となる」、「日本の再開発では、複数の組織または会社が1つの建物を所有していることに驚いた」などの意見があった。

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協会の国際委員会による講義の様子

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参加者の集合写真(渋谷スカイ展望台)

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意見交換会の様子(SHIBUYA QWS)

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渋谷周辺視察の様子(渋谷フクラス前)