幹事会議事概要 平成12年度 第2回

1.日時:

平成12年9月25日(月)10:30〜11:30

2.場所:

国際協力銀行9階大会議室

3.出席者:

(幹事)
外務省:経済協力局 有償資金協力課長:北野 充
大蔵省:国際局 開発金融課長:梅本 守
通商産業省:通商政策局 経済協力課長:くわ山信也
環境庁:企画調整局 環境協力室長:田口 博之
運輸省:運輸政策局 国際業務第二課長:尾沢 克之
建設省:建設経済局 国際課長:木下 誠也
厚生省:大臣官房 国際課長補佐:山本 徹
郵政省:大臣官房 国際部国際協力課企画官:木本 徹
農林水産省:経済局 国際協力計画課総括補佐:松本 平
文部省:学術国際局 国際企画課教育文化交流室 人物交流係長
川野辺 創
(経済企画庁)
調整局 経済協力第一課長:中藤 泉
経済協力第一課 調査官:本多 孝夫
経済協力第一課 課長補佐:林 幸宏
経済協力第一課 課長補佐:竹下 智雄
(国際協力銀行)
総務部長:山田 高行
総務部次長:畑中 邦夫
総務部次長:山崎 亜也
総務部広報課長:青 晴海
開発業務部業務課長:村田 修
開発第1部次長:種田 博
開発第2部次長:荒川 博人
開発第3部次長:辻 裕三
開発第4部長:新井 泉
プロジェクト開発部長:酒井 陽三
プロジェクト開発部開発事業評価室 評価班課長:井田 八郎
開発審査部長:長須 政司
環境社会開発室長:春田 弘司
開発金融研究所副所長:野口 光英

4.議事次第:

(1)平成11年度国際協力銀行年次報告書について

(2)平成11年度国際協力銀行事後評価報告書について

(3)最近の円借款新規承諾の概況について

5.審議経過:

(1)経済企画庁調整局経済協力第一課長から、各省庁出席者のうち代理出席者の紹介、国際協力銀行総務部長から国際協力銀行出席者のうち前回欠席者、新任者、代理出席者および発表者の紹介があった後、平成11年度国際協力銀行年次報告書、平成11年度国際協力銀行事後評価報告書、最近の円借款新規承諾の概況について国際協力銀行から説明がなされた。

(2)説明を受け、出席各幹事と国際協力銀行との間で概要以下の質疑が行われた。

  • 円借款の実施に際するE/N、L/A締結後の業務についても支出期限、調達監理等、各省庁とも協力してやって頂きたい。
  • 評価についてはプロジェクト評価だけでなく、国或いは実施機関に対する評価やプログラム評価も必要なのではないか。
    • 実施機関に対する評価は個別プロジェクトの評価の中で行っており、国の評価については新規借款供与の際に検討を行い、政府勉強会で報告・協議している。構造調整借款等のプログラム借款については評価手法が確立していないところ、有識者をまじえて評価手法を現在検討中。
  • 事後評価については、プロジェクト終了時よりも、終了数年後の状況の評価をするべきであると考えるが、国際協力銀行の事後評価はどのようなものなのか。
    • 国際協力銀行で行っている事後評価はプロジェクト終了後、数年を経て稼動している時点で行っている。従って、プロジェクトの実施を経て、効果の波及を含めたトータルの評価となっている。
  • 最近、キャンセルや期限前償還が増えているところ、円借款について、それらへの対応を考えるべきではないか。
    • 案件監理という意味では、全オンゴーイング案件及び会計検査院等で指摘された問題案件について現状及び対処方針を途中段階で総ざらいするようにしている。事業遂行の意志がない、或いは事業達成の望みがない案件についてはキャンセル等の措置をとる方針である。
  • 年次報告書において新たに開示された情報等あれば教えて頂きたい。
    • 年次報告書については他の政府系金融機関の財務情報に係る情報開示を参考としており、海外経済協力業務についても同様の基準に沿って公表されている。

以上