【9/4更新】インドネシア政府構想・投資誘致プロジェクトのご紹介と現地視察会へのご関心伺い -プロジェクトを活用したインドネシアでのビジネス機会のご案内-
2024.09.04
インドネシア投資省(BKPM)投資促進政策アドバイザー
JICA(国際協力機構)専門家・天谷浩之
わたくし、JICA専門家・投資促進政策アドバイザーとしてインドネシア投資省に派遣されております天谷浩之と申します。インドネシア政府構想プロジェクトに関わる投資機会についてご案内させていただいております。
インドネシア政府は現在、国家産業開発マスタープラン(2015-2035)にもとづき下記10産業を重点セクターに挙げ産業開発に取り組んでおります。
1.
食品産業
2.
医薬品・化粧品・医療機器産業
3.
繊維、皮革、履物、その他産業
4.
輸送機器産業
5.
エレクトロニクス・テレマティクス・
ICT
産業
6.
エネルギープラント産業
7.
サービス産業
8.
川上の農業
9.
卑金属および非金属鉱物産業
10.
石油・ガス・石炭化学産業
また、ご高承のとおり、インドネシアでは東カリマンタンへの2045年までの首都移転(新首都ヌサンタラ/IKN)に向け5段階のフェーズにもとづく都市開発に取り組んでおり、IKNは政府機能の移転だけでなく経済活動の移転も重視し、Economic Superhubの実現に向け下記6つの経済クラスターの開発を掲げています。
(1)
低炭素エネルギー
(2)
新再生可能エネルギーによる次世代産業
(3)
統合医療
(4)
サステナブル農業
(5)
エコツーリズム
(6)
先端化学関連
上記の重点セクターおよび経済クラスターの開発を進めるにあたっての諸課題、具体的にはインドネシア政府や企業だけでは解決が難しい技術面やノウハウ、資金面等の課題解決に向けた取り組みとしてインドネシア政府は、6セクター(Manufacturing, Infrastructure, Food & Agriculture, Tourism, Industrial Estate, Renewable Energy)計81の投資誘致プロジェクトを構想し、投資省が窓口となって本分野で競争力を持つ日本企業はじめ広く外国企業の投資を呼びかけ、外資の協力を得ながら新首都ならびに新産業の開発(例:資源分野における下流産業の振興、輸入代替産業の育成)を図ろうとしております。本取り組みについてJICA専門家に対しこれらプロジェクトの日本企業への周知について協力依頼がございました。
81プロジェクトは下記のサイトで閲覧いただけます。(英語とインドネシア語)
https://regionalinvestment.bkpm.go.id/pir/peluang-investasi/
(現地視察会についてのご関心伺い)
※ご関心がある企業はご連絡をお願いします
インドネシア国内外のマーケットを対象とする上記81プロジェクトのうち、特に、工業、環境、ロジスティクス、不動産分野において日本企業に優位性があると思われる下記11プロジェクトについて詳細情報の収集にご関心をお寄せいただける企業さまが複数おられるようでしたら、投資省(BKPM)主催の現地視察会を企画させていただきたいと考えており、これにつきまして各社さまのご関心の程をお伺いさせていただきたくご案内させていただいた次第です。
《プロジェクト名(和文・英文)とプロジェクトの目的》
※各プロジェクトの詳細はリンクページでご確認ください
1.化学産業の振興に向けた廃棄物発電インフラ開発プロジェクト
詳しくはこちら
2.脂肪アミンの国産化プロジェクト
3.医薬用塩の国産化プロジェクト
4.新首都における統合型物流倉庫インフラ開発プロジェクト
5.新首都における不動産開発プロジェクト
6.新首都における工業団地開発プロジェクト
7.農業機械産業振興プロジェクト
8.太陽光パネル生産プロジェクト
9.加工一体型水産プロジェクト
10.動物用飼料生産プロジェクト
11.銅リサイクル産業振興プロジェクト
上記いずれかのプロジェクトについて詳細情報の収集にご関心をお寄せいただける企業さまが複数社おられれば投資省(BKPM)主催にて現地視察会を企画いたします。
同視察会ではBKPMからのプロジェクトの詳細説明はもちろん、各プロジェクトに関わる産業セクターの現状とインドネシア政府による振興施策、各プロジェクトについてインドネシア政府が実施した市場調査の報告、本プロジェクトに参画した場合の各種インセンティブや事業実施にあたっての許認可の詳細、インフラを含むプロジェクト関連施設の視察、原料供給元などプロジェクト関係機関・企業とのネットワーキング、日本人駐在員を派遣する場合の生活環境の視察(医療機関、住居施設、教育施設(インターナショナルスクール)、商業施設、娯楽施設等)のプログラムを用意させていただく予定です。さらに、同視察プログラムの一環として、工業省はじめインドネシア政府の協力を得て、本プロジェクトに参画される日本企業がいらした場合に当該企業との取引(バイヤー、サプライヤー、ディストリビューター、技術協力等)を希望する実績のあるインドネシア企業を選定し、当該企業らによるプレゼンテーション、名刺交換会を実施しながら本視察会参加企業の販路開拓等のお手伝いもさせていただきたいと考えております。
インドネシアが抱える開発課題の解決に資する本投資誘致プロジェクトの活用を通じて巨大市場を抱えるインドネシアにおいて一社でも多くの日本企業に新たなビジネス機会を獲得していただき、当該投資活動を通じてインドネシアの産業振興ならびに新首都開発にお力添えを賜れば幸いに存じます。
想定しております下記視察会スケジュール案をご参照のうえ、現地視察会への参加にご関心のある企業さま(業種を問いません)におかれましては下記の要領にてJICA専門家(天谷)まで直接ご連絡をいただきたく存じます。視察会を企画させていただくことになりました場合はご連絡者さまに直接ご案内差し上げます。
本視察会に参加することでインドネシア政府から投資の確約を求められることは一切ございませんので、インドネシアでの新たなビジネス機会の発掘に向けたFS機会としてご活用いただければ幸いです。
(視察会にご関心のある企業さまは下記要領にてご連絡をお願いします)
ショートノーティスで誠に恐れ入りますが2024年6月14日(金)までにメールにてJICA専門家(天谷)宛にご連絡をいただきたくよろしくお願いいたします。
ご連絡の際は、下記事項をご教示ください。
・JICA民間連携事業利用企業、経団連会員、商工会議所会員、ジャカルタ・ジャパン・クラブ会員、その他、である旨
・企業名 ・連絡者名 ・メールアドレス
・ご関心をお持ちのプロジェクト名(複数可)
(ご連絡先)インドネシア投資省投資促進政策アドバイザー 天谷浩之
amaya.jica.bkpm@gmail.com
携帯電話:+62-(0)81119527174
現状以下のようなスケジュールを想定しておりますが、実施前に他国を含む他の企業が投資を表明し、インドネシア政府から追加のプロジェクトサイトの提供が無く、当該プロジェクトの公募が停止または終了した場合はその時点で本視察会の催行はキャンセルとさせていただきます。その場合、実施予定日二週間前までにご連絡いたします。
2024年5月6日現在、全81プロジェクトのうち30案件について既に他企業から関心表明がなされ公募が停止されております(BKPMウェブサイトの各プロジェクト紹介ページ上の「On Demand」、「Exploration」欄〇印に色が付いている案件)。
《実施時期》2024年7月上旬から9月下旬までの間
《渡航日程(想定)》
月曜/東京→ジャカルタ(日本または他国からご参加の場合)
火曜/午前:プロジェクト詳細説明(BKPM,工業省等) 於:ジャカルタ市内ホテル
午後:日本企業との取引を希望するインドネシア企業のプレゼンテーション
水曜/午前:ジャカルタ→プロジェクトサイト(空路移動)
午後:プロジェクトサイト視察第1日目
木曜/終日:プロジェクトサイト視察第2日目
金曜/午前:プロジェクトサイト→ジャカルタ(空路移動)
午前~午後:インドネシア政府との総括質疑応答 於:投資省庁舎
(日本からご参加の場合)21:00~22:00の便で日本へご帰国
(参加企業)参加企業さまには下記の経費のご負担をお願いします。
航空券代:(国際線)日本⇔ジャカルタ(日本または他国からご参加の場合)
(国内線)ジャカルタ⇔プロジェクトサイト所在空港
空港送迎代:スカルノハッタ空港(ジャカルタ)→宿泊ホテル
(日本または他国からご参加の方で必要な場合)
宿泊代:インドネシア滞在中の宿泊代
飲食代、その他:インドネシア滞在中の飲食代、その他個別行動に伴う諸経費
(JICA)ジャカルタとプロジェクトサイトにおいて下記経費をJICAが負担します
カンファレンスルーム借料、車両借上代(視察時の送迎車両/※参加企業のジャカルタ到着時の宿泊ホテルまでの送迎を除きます)、通訳者代(日本語⇔尼語)
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