【出張メシ】メキシコ編 ~15時半からのランチでガッツリ食べる!~
2024.12.12
不定期で出張者が食べた世界の国・地域のご飯、その名も「出張メシ」。
今回は2024年9月に行われたメキシコ農業ビジネス・スタディツアーに同行したJICA職員が現地で食べたランチを紹介します。
農業ビジネス・スタディツアー同行しチアパス州にある国立農牧林研究所(略称INIFAP) Rosario Izapa(ロサリオ イサパ)実証試験場を訪問。食したのは、野菜あり、肉ありの盛りだくさんのランチプレートです。さすが農業大国メキシコ!
みんなが「おいしい~!」と絶賛したのは「Rolles de pollo」(右写真:黄色枠)訳せば「鶏肉巻き」とシンプルなものですが、味付けが絶妙です。メキシコと言えば辛い料理をイメージするかもしれませんが、クリームシチューのような優しい味わいで日本人の口にもよく合います。
そして、マッシュポテト(右写真:水色枠)。柔らかくペースト状にしたポテトはふわふわとした触感で、日本のランチプレートの「白米」のように主食の役割を果たします。
元々美味しいランチですが、味わいを倍増させたのは、我々早朝4時半に標高2,300m、気温20℃台のメキシコシティを出発し、メキシコの最南端(打って変わって熱帯モンスーン気候で蒸し暑い)まで飛行機で飛び、やっとランチにありついたのが15時半だったから!メキシコのランチタイムは元々遅めなんだそうです。おまけに、メキシコシティは高地なので食べ過ぎると高山病になりますが、こちらは平地。高山病を気にせず、さらに食も進みます。
Rosario Izapa 実証試験場のランチプレート。人気だったRolles de Pollo(写真:黄色枠)
INIFAP Rosario Izapa 実証試験場は元々スペインの荘園だったところを利用し、緑豊かなアグロフォレストリー(※)が広がります。道中の工事で訪問時間が押してしまったのですが試験場の皆様とても暖かく迎えて下さって、専門的な知識にユーモアを交えた説明や生カカオの試食などとても充実した楽しい時間になりました。なかなか日本の企業さんが自らアポイントをとって訪問することが難しい機関であるだけに、参加企業の皆様、食事と併せて感無量の時間を過ごし訪問先として満足度の高い場所でした。
美味しい食事には、美味しいごはんに加えて楽しい会話が不可欠ですよね!
メキシコ料理はメキシコの人々の陽気さでより味わい深くなります。もちろん日本にもメキシコ料理のレストランは数多くありますが、ぜひメキシコのメキシコ料理も味わってみてください。
おまけ…ここ2,3年でメキシコのコンビニではおにぎりが販売されるようになったとか。味はイマイチという噂もありますが、「マンゴーとトロピカルサーモン」味のおにぎり。ちょっと食べてみたくなりませんか?
※アグロフォレストリー
農業(Agriculture)と林業(Forestry)を組み合わせた造語。樹木を植え、森を管理しながら、そのあいだの土地で農作物を栽培したり、家畜を飼ったりすることを指す。主に熱帯地方で盛んで、「森林農業」とも呼ばれる。
生カカオの試食。ランチタイムの前にカカオ研究農園の視察へ。
実証試験場の皆さんと参加企業の皆様
マンゴーとトロピカルサーモン味のおにぎりと、高山病に効果ありと言われるメキシコのコーラ
scroll