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- コートジボワール ― 注目分野(インフラ分野(道路、エネルギー、廃棄物、物流など))
活用が期待される民間企業の製品・技術
【渋滞の解消・公共交通機関の整備】
- 高品質な道路建設・維持管理技術、橋梁・トンネル建設技術等
- 都市・都市間鉄道、BRT、水上バス技術、ITSシステム等
- 交通増加に伴う環境負荷の軽減技術(EV充電インフラ構築・電動モビリティの促進等)
【エネルギー供給と再生可能エネルギー】
- 高効率の送配電網整備(低ロス電線)や運営・維持サービスの提供
- 高品質なグリーン発電(太陽光、バイオマス等)システム/蓄電池による安定電力供給
【廃棄物管理とリサイクル】
- ごみ収集の効率化システムや処理及びエネルギー変換技術(廃棄物発電等)
- 高度なリサイクル選別機器などによる廃棄物の減量化技術
【港湾・物流インフラの拡充活】
- 港湾クレーン・物流管理システム、港湾浚渫・建設技術
- 安全で効率的な物流網の構築ノウハウ
応募を期待する背景・課題
【渋滞の解消・公共交通機関の整備】
- 主要都市アビジャンを含め交通需要に対し、道路インフラ整備(都市港湾道路、主要回廊の整備、村落道路の舗装率の改善等)が追いつかず、経済活動のボトルネックになっています。また、アビジャン都市圏においては、急速な人口増加に対する公共交通インフラの不足(航空・鉄道・BRT・水上交通)や、都市計画の遅れも指摘されています。
【エネルギー供給と再生可能エネルギー】
- 自国の経済成長と隣国における電力需要増を受けて、国内外の電力需要に対応するため発電能力の強化が課題となっています。また、発電設備容量の過半数を火力発電が占めており(残りは水力発電)、2030 年までに環境負荷を軽減する(総発電容量の15%を太陽光、バイオマス発電とする)ことを掲げており、エネルギー源の多様化、発電部門の脱炭素化による安定的かつ環境負荷の少ない供給源の確保を目指しています。さらに、未電化地域のカバー率向上に加え、送電線ロス率は約 10%の水準で近年推移するなど、質の高い送電網構築による電力アクセスの向上が課題となっています。
【廃棄物管理とリサイクル】
- 当国の一般廃棄物量はナイジェリアに次ぎ西アフリカで二番目に多く、一般廃棄物含めた各種廃棄物管理にかかる基本法令の整備、循環型社会の構築に向けた 3R(リデュース、リユース、リサイクル)の推進等が課題となっています。アビジャンでは、約9割が民間委託によるシステマティックな収集・運搬であるものの、民間への委託範囲の拡大や、インフォーマルセクターによる廃棄物収集の職業化が課題となっている他、アビジャン以外では、収集・運搬システムの確立が課題となっています。
【港湾・物流インフラの拡充】
- 西アフリカ有数の貿易拠点であるアビジャン港は取扱貨物量が年々増大し、航路やターミナル拡張のニーズが高まっており、また、港湾の混雑に起因して港湾付近の道路にも深刻な渋滞が発生しています。また、アビジャン港に次ぐ規模を持ち、カカオや鉱物資源の輸出港かつコートジボワール西部の物資の輸入港であるサンペドロ港では、バース数の不足、後背地へのアクセスの悪さ、物流網の不足などが課題となっています。
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